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傾いたままの状態が続いている風力発電施設の土台部分=洲本港沖
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傾いたままの状態が続いている風力発電施設の土台部分=洲本港沖
風力発電設備の完成イメージ図(ジャパンマリンユナイテッド社提供)
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風力発電設備の完成イメージ図(ジャパンマリンユナイテッド社提供)

 兵庫県の洲本港沖の海上で組み立て作業中の風力発電設備の一部が、傾いたままの異常な状態が続いていることが10日までに分かった。風力発電設備の土台となる部分で、高さ約50メートル、幅約50メートル、重さ約8千トンの巨大な構造物。神戸海上保安部によると、けが人などは無く、今後漂流する可能性も低いという。(切貫滋巨)

 経済産業省などが実施している「福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」の一環。水深などの作業条件が適しているため、今月5日から洲本港沖約1キロの海上で、風車1基の組み立て作業が行われていた。

 神戸海保によると、9日午前5時ごろ、作業を担当する吉田組(姫路市)から「(土台部分の)傾きが制御できなくなった」との連絡があり、巡視船1隻を派遣して、現場の確認に当たった。同社の説明では「浮体」と呼ばれる土台部分の内部に海水を入れ、海底に着底させる作業中だったいう。

 現在は45度近くまで傾いた状態のままで浮かんでおり、タグボートなどで漂流しないよう固定している。神戸海保の担当者は「現在のところ傾きは安定しており、予定の作業海域外への影響もない」としている。今後、原因について同社に説明を求めるという。

 同社の担当者は「浮体内に海水を入れる作業で、いったん傾かせるのは予定通りだったが、計画とは逆方向に傾き、続けて海水を入れることができなくなった」と説明。今後、追加で海水を入れて傾きを戻し、当初の計画通り海中に沈めることを目指す。

 【福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業】 経済産業省の委託を受けて三菱重工業など企業10社と東京大学でつくるグループが、福島県楢葉町の沖約20キロで世界初となる集合型の浮体式洋上風力発電所を整備する。洲本港沖で組み立てられているのは風車3基のうちの最後の1基で名称は「ふくしま浜風」(出力5メガワット)。海に沈めた浮体に、高さ約85メートルの支柱や1枚の長さ60メートル超の風車の羽根3枚などを取り付ける。当初は6月末までの完成を見込み、水面から高さ約150メートルの巨大な風車が出現する予定だった。

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