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担任だった重田千寿さん(手前中央)を囲んで歌う洲本第二小学校の卒業生ら=洲本市海岸通1、海月館
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担任だった重田千寿さん(手前中央)を囲んで歌う洲本第二小学校の卒業生ら=洲本市海岸通1、海月館

 かつて兵庫県洲本市内の小学校で広く親しまれた唱歌があった。「洲本のこども」。今は知る人もほとんどなく、洲本第二小学校の卒業生が同窓会で細々と歌い継いできた。メンバーが古希(数え70歳)となり、4日に開いた同窓会が最後に。会場には歌の作詞をした95歳の恩師も訪れ、心を一つに、晴れやかな表情で歌声を響かせた。(渡辺裕司)

 会を開いたのは、同小を1959(昭和34)年度に卒業した6年4組の同窓生。

 「洲本のこども」は市が59年に公募。作詞をしたのはクラスの担任だった重田千寿さん(横浜市)だ。「歴史の島は わがふるさと」「友よみな 手をつなぎ」などと洲本の魅力をつづった。「ふるさとの良さを、いつまでも、どこに行っても思い出してほしい」と思いを込めたという。

 愛着のあるこの歌を伝えていきたい。そんな思いから、同窓会幹事の脇村富男さん(69)=奈良市=らが先月、母校の洲本第二小を訪れ、児童に紹介した。この活動を通じて楽譜の存在も明らかになった。

 同窓会は市内のホテルであった。福岡や東京など全国から27人が集まった。重田さんの回りに教え子の笑顔が並ぶ。童心に帰って思い出話が弾む。最後は生演奏に乗せて「洲本のこども」を全員で歌って締めくくった。

 「クラスには元気な子も、おとなしい子もいたけれど、社会でもまれてみんな芯の通った大人になった」と重田さん。「長生きして良かったです」と笑みを見せた。

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