淡路

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淡路島の先人の暮らしを想起させる松帆銅鐸。同じ鋳型の銅鐸のレプリカも並び、注目された=南あわじ市中央公民館
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淡路島の先人の暮らしを想起させる松帆銅鐸。同じ鋳型の銅鐸のレプリカも並び、注目された=南あわじ市中央公民館
銅鐸をモチーフにした瓦製の花瓶。関連グッズも披露され、歴史資産をまちおこしに生かす知恵を発信した=南あわじ市中央公民館
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銅鐸をモチーフにした瓦製の花瓶。関連グッズも披露され、歴史資産をまちおこしに生かす知恵を発信した=南あわじ市中央公民館

 兵庫県南あわじ市で出土した弥生時代の青銅祭器「松帆銅鐸(どうたく)」の歴史的価値を発信するイベントが5日、市中央公民館であった。調査を進める奈良文化財研究所(奈良市)から実物を持ってきて展示する“一時帰国”と銘打ち、南あわじ市教育委員会と淡路県民局が企画。地域住民や考古学ファンらが専門家の講座やワークショップ、グッズ販売など多彩な催しで島の古代ロマンに浸った。(佐藤健介)

 家族連れらが松帆銅鐸をかたどったミニチュアや消しゴム、銅鐸の図柄のバッジを作るワークショップを満喫。銅鐸をデザインした羊毛フェルトやストラップ、キーケースなど銅鐸グッズも展示即売された。ステージで講談師の「カマン堂ちんげんさい」さんが松帆銅鐸をテーマに話芸を披露。淡路島が舞台の名作映画「瀬戸内少年野球団」にちなみ、擬人化した銅鐸たちが野球チーム「瀬戸内少年“ドータクズ”」を結成した-といったパロディーで笑わせた。

 松帆銅鐸は、風鈴のように銅鐸内につるす棒状の「舌」を含む実物7点を展示。観覧した人らは大きな銅鐸内に小さな銅鐸が入る状態で発見された意味を推し量り、木の枝に銅鐸をつり下げて揺り鳴らすなど、考え得る使用法に思いをはせていた。レプリカも並び、江戸期に同市松帆地区で出土記録がある中の御堂銅鐸、高さ134センチと日本最大の大岩山銅鐸(滋賀県野洲市)などが実物さながらの精巧さで魅了した。

 松帆銅鐸と同じ鋳型で作られた荒神谷銅鐸(島根県出雲市)と加茂岩倉銅鐸(同県雲南市)のレプリカは、神話の舞台となった淡路と出雲にどんな交流があったのか想像をかき立てた。姫路市の自営業男性(77)は「瀬戸内海に浮かぶ淡路島、中国大陸や朝鮮半島に近い出雲は、ともに船での交易が盛んに行われ、銅鐸の材料が届いていたのだろうか」と興味を深めていた。

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