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松帆銅鐸発見の意義を語る(左から)難波洋三氏、松本岩雄氏、和田晴吾氏=南あわじ市中央公民館
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松帆銅鐸発見の意義を語る(左から)難波洋三氏、松本岩雄氏、和田晴吾氏=南あわじ市中央公民館

 兵庫県南あわじ市で2015年春に発見された弥生時代の青銅祭器「松帆銅鐸(どうたく)」をテーマにした講座(同市教育委員会、淡路県民局主催)が5日、同市中央公民館で開かれた。調査を担う奈良文化財研究所(奈良市)の難波洋三客員研究員らが、淡路島の古代の姿について意見を交わした。(佐藤健介)

 県立考古博物館の和田晴吾館長は銅鐸の源流を「朝鮮半島で(家畜の首に付ける)カウベルなどに使われた物だった」と解説。松帆銅鐸と一緒に見つかった棒状の「舌(ぜつ)」にひもが初めて確認されたことを念頭に「畿内に伝わり、つり下げ、揺らして音を出す独自の道具となった。共同体の農耕祭祀(さいし)に利用したのでは」と推測した。

 難波氏は松帆銅鐸の材料の一つは朝鮮半島産の鉛で、主原料の銅を大量輸入したとの説を披露。「中国大陸などから安定的に物を持ち込めた弥生社会を知れば、統一国家で近畿の果たした役割が見えてくる」と語った。

 島根県立八雲立つ風土記の丘資料館の松本岩雄所長は、松帆銅鐸と同じ鋳型で作られた加茂岩倉銅鐸(同県雲南市)などを写真で紹介。出雲と淡路という神話の舞台を結ぶ発見に、「日本の成り立ちを知る根本史料になり得る」と期待した。

 松帆銅鐸の実物は、滝川記念美術館「玉青館」(南あわじ市松帆西路)で7~26日、国宝・桜ケ丘銅鐸(神戸市灘区)などのレプリカとともに展示される。午前9時~午後5時。大人300円など。同館TEL0799・36・2314

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