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商品ロゴで「美」「人」に添えられた“ひげ”。興味を引く=南あわじ市
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商品ロゴで「美」「人」に添えられた“ひげ”。興味を引く=南あわじ市

 兵庫県・淡路島を代表する日本酒の老舗蔵元「都美人酒造」(南あわじ市榎列西川)の商品ラベルに、ふと目が留まった。ロゴの「美」と「人」をよく見ると“ひげ”のようなものが、さりげなく書かれている。もちろん、本来の漢字にはない。これは一体、何だろうか?

 その謎を解こうと、都美人酒造や過去の経営者らに取材した。しかし、制作時期や作者、デザインに込められた思いなどは不明。ただ、1945年の創業当時から変わらないという。

 都美人酒造は島内10の蔵が合併して誕生。代表銘柄「都美人」はその一つ、現在の同市北阿万地区の蔵が手掛けていた酒だった。京都・伏見にルーツを持ち、響きが美しい「都美人」を採用したと伝えられる。

 北阿万の蔵を営んでいたのは、清水太七郎氏。その清水氏が都美人酒造初代社長に就く前から、既に「都美人」の“ひげ”付き字体は存在していたという。

 「東京の市場では、よく『京都のお酒ですか』と聞かれ、その度に『淡路島のお酒です』と説明しました。みやびやかな名前だからこそのイメージでしょうね」と都美人酒造元会長の木下勝二さん(75)は回顧。「それでも、美人に“ひげ”はおかしな感じがしますがね」とも首をひねる。

 単なる遊び心か、それとも深いわけがあるのか。はるか昔の蔵人たちの心意気を想像しながら、杯を傾けるのもおつなものだ。夏らしく、オンザロックで。疑問が“氷解”することも願って。(佐藤健介)

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