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世界遺産への登録を目指す鳴戸海峡の渦潮=鳴戸海峡
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世界遺産への登録を目指す鳴戸海峡の渦潮=鳴戸海峡

 「兵庫・徳島『鳴門の渦潮』世界遺産登録推進協議会」は今月、渦潮の現地調査に取り組む。世界遺産登録に向け、写真撮影などを通して渦潮の姿を多角的にとらえ、国などにPRする基礎資料の準備を進める。(西井由比子)

 同協議会は兵庫、徳島両県と関係各市、民間団体などで2014年に結成。世界遺産としての渦潮の「普遍的価値」を証明する学術調査や、情報発信に取り組んでいる。自然分野は兵庫側、文化分野は徳島側が担当している。

 今月の調査は8、20日の2回に分けて実施する予定。鳴門海峡にヘリコプター、ドローンを飛ばして渦潮を上空、低空から撮影。衛星利用測位システム(GPS)を付けたブイを船から流して渦潮の流速などを測定する。また、大鳴門橋の主塔にカメラを取り付け、定点撮影して渦潮の発生から消滅までの変化をとらえる。

 渦潮は潮の干満によって起こる現象で、鳴門海峡では瀬戸内海と太平洋の水位差、海底の複雑な地形の影響から、大きく、流れの速い渦が発生する。大潮の際の渦の直径は最大30メートル、流速は20キロに達するといわれ、渦の大きさは世界でも最大規模とされる。流速では「世界三大潮流」に数えられることもある。

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