淡路

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ススキで作ったはしを使って七草がゆを食べる子どもたち=淡路市、育波小学校
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ススキで作ったはしを使って七草がゆを食べる子どもたち=淡路市、育波小学校
葉っぱ、たくさん見つけたよ! 右上は澤田准教授=淡路市育波
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葉っぱ、たくさん見つけたよ! 右上は澤田准教授=淡路市育波

 3月末で廃校となる兵庫県淡路市立育波小学校で23日、七草がゆを作る授業があった。県立淡路景観園芸学校(同市野島常盤)の澤田佳宏准教授(48)が10年にわたって続ける出前授業で、同校での実施はこの日が最後となった。参加した児童は、たったの4人。名前で呼び合い、何でも一緒に仲良く取り組む姿に、澤田准教授は目を細めた。「良い里山に囲まれている育波だからできた授業。この経験を忘れないでほしい」と語り掛けた。(西井由比子)

 3年生の「環境体験学習」の一環。10年前、当時の校長に実施を持ち掛けられて以来、七草がゆの授業を続けてきた。今年の3年生は5人だが、1人はインフルエンザで欠席。小溝倖大君、西田みまるさん、日野禾稟さん、高田優彩咲さんが参加した。

 授業では、セリやナズナなど「春の七草」が身近に生えていることや、児童の祖父母の世代ではほかの野草もかゆに使っていたこと、淡路島北部にはススキで作ったはしを使って食べる珍しい風習が点在していることなどを説明。裏の田んぼで、七草とその他の食べられる野草、ススキを調達した。児童らは「これは?」「これも!」と次から次に草を見つけては澤田准教授に尋ね、冷たい風で指を赤くしながら摘み取った。

 児童らは調理にも挑戦。調理室で草を洗ってゆで、刻んでおかゆにのせた。ススキのはしを使って上手に口に運ぶと「ちょっと苦い」と顔を見合わせたが、教わった風習に従い、ススキでくすぐり合いながら楽しく食べた。

 4月からは北淡小に移り、20人を超えるクラスで学ぶことになる子どもたち。澤田准教授は「私にとっても良い思い出になった」と話していた。

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