淡路

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復活公演のために用意した名馬や人形を手にする淡路人形座の座員=淡路人形座
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復活公演のために用意した名馬や人形を手にする淡路人形座の座員=淡路人形座

 織田信長を討った明智光秀。その親族たちの悲劇を描いた演目「賤ケ岳七本槍 左馬之助湖水渡りの段」を28日、淡路人形座(兵庫県南あわじ市福良甲)が復活させる。大正時代以降に途絶え、上演は約100年ぶりとみられる。映像や音源は残っておらず、登場人物のせりふや情景を語る太夫が使う床本から、座員らが浄瑠璃を作曲し、人形の振り付けを考えるなど、知恵を出し合ってよみがえらせた。(高田康夫)

 武智光秀(明智光秀)の家臣左馬之助が主人公。武智を滅ぼした真柴久吉(羽柴秀吉)は、残党を追討すべく琵琶湖に軍勢を進めた。馬術の名手左馬之助は、敵が攻めあぐむ中、名馬「大鹿毛」で琵琶湖に入って湖を渡るが、落城を知って自害を決意。光秀の妻操がそれを止めるが、左馬之助は辞世の歌を詠んで自害する-とのあらすじ。

 淡路では、大正時代までは繰り返し上演されていたと推測されるが、1935(昭和10)年にはすでに上演されていなかったという。今回、演目に登場する名馬の人形(全長約1・9メートル、高さ約1・1メートル)は座員らが手作り。左馬之助が乗り、勇壮な湖水渡りが演じられるなど、25~26分の短い公演に見どころは多い。

 節が書き加えられた床本しかない中、その節から鶴澤友勇さんが昨年10月から浄瑠璃を作曲してきた。「節と節の間をどうつなげて雰囲気をつくるか悩んだ」と振り返る。左馬之助を操る吉田新九朗さんは「一切何も残ってない中、曲を聴き、これまで経験してきた型から振り付けを考えた。ぎりぎりまで試行錯誤している」と話す。

 復活公演は28日午後2時から淡路人形座で。入場料は大人1500円、中高生1300円、小学生千円。未就学児は入場不可。同座TEL0799・52・0260

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