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慶野松原に自生するマツから採取した種で育てた苗を植える「慶野松原根上がり隊」のメンバー=南あわじ市松帆慶野
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慶野松原に自生するマツから採取した種で育てた苗を植える「慶野松原根上がり隊」のメンバー=南あわじ市松帆慶野

 兵庫県南あわじ市松帆地区の名勝「慶野松原」の清掃活動に取り組み、魅力を発信している地元住民らのグループ「慶野松原根上がり隊」が、昔から慶野松原で自生してきたクロマツの種から苗を育て、松原に植え始めた。これまではマツクイムシに強い品種を植樹してきたが、慶野松原で続いてきたマツの遺伝子を残そうと今年初めて取り組む。(高田康夫)

 慶野松原は松帆慶野-松帆古津路の南北約2キロにわたって延び、マツ約5万本が並ぶ。近年はマツクイムシの被害に悩まされており、同隊は2015年2月から被害に強い種類「ひょうご元気松」の植樹などに取り組んできた。

 一方、同隊隊長のゼルニク早織さん(36)は松原に自生してきたマツの松ぼっくりから種を採取し、農地やポットで育てることも試みてきた。種は発芽するが、1年を越すのが難しく、夏は乾きすぎないように直射日光を防ぐ資材で覆うなど工夫して育ててきた。

 17年度のマツの被害は100本未満と少なかったといい、ゼルニクさんは「3年間の植樹で300人が植えてくれたからこそ松原が元気になっている」と感謝。今年は自生していたマツの種から約3年間育ててきた苗20本を、メンバーが2月中に植えることにした。

 8日はメンバー4人が集まり、試しに2本を植樹。約70センチに成長したマツの苗に土をかけ、丁寧に水をまいた。18日に残り18本を植える予定だ。近所の保育園でも子どもたちが栽培に挑戦し、昨秋からは松原のどの木から採取した種なのか分かるように分類。今春からは他のメンバーも苗栽培に取り組む予定で、ゼルニクさんは「慶野松原を守っていきたい。植樹を続けることで、子どもたちにもその思いを引き継いでもらえれば」と話す。

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