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水を注入する前の陸閘=洲本市炬口1
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水を注入する前の陸閘=洲本市炬口1
下に水を流し込み、浮力によって起き上がった陸閘=洲本市炬口1
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下に水を流し込み、浮力によって起き上がった陸閘=洲本市炬口1

 兵庫県洲本市が同市炬口地区で実施している防潮堤建設工事で、津波や高潮による水位の上下によって自動で開閉する「浮体式陸閘ゲート」の導入を進めている。災害時に現場で扉の開閉作業をする必要がなく、人員の安全を確保できるのが特徴だ。(渡辺裕司)

 同市によると、同型のゲート導入は県内で初めてという。

 陸閘は防潮堤などの開口部に設ける門扉で、ふだんはその上を車両や歩行者が行き来できる。従来型は開閉するのに人による操作が必要で、自動化するには電動化が必要となる。

 だが浮体式は水位の上下に連動して、扉が自動で開閉する。このため、津波などの災害時に危険な現場で人が操作する必要がない。

 今回設置されたのは幅8メートル、厚さ80センチ、重さ1・3トンの金属製扉。このほど行われた機能試験では、扉の下に水を流し込むと、浮力で扉が徐々に起き上がった。扉が65度の角度まで上がると高さ70センチの壁になり、浸水を防ぐ。扉は手動で巻き上げて起こすことも可能だ。

 市によると炬口地区は海抜約2メートルで、南海トラフ地震では高さ2・8メートルの津波が想定される。過去の高潮では、第2室戸台風(1961年)の2・24メートルが最高だった。ゲートは海抜2・5メートルにかさ上げされており、70センチのゲートが起き上がれば3・2メートルの高さまで防げる計算になる。ゲートは2018年度にかけて、炬口海水浴場北から国道28号交差点までの216メートルの区間に5基設置する。総事業費は約2億円。

 機能試験を見学した炬口住民会の岡田清隆会長(72)は「津波への備えが整って安心感が高まった。ゲートの維持管理など地域にできることは協力していきたい」と話していた。

 同ゲートの性能試験は28日午後1時半から、同市の炬口漁協近くで公開される。同市林務水産課TEL0799・24・7640

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