淡路

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中庭に面し、開放感のある外来ロビー=県立淡路医療センター
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中庭に面し、開放感のある外来ロビー=県立淡路医療センター
屋上庭園は意外な展望スポット=県立淡路医療センター
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屋上庭園は意外な展望スポット=県立淡路医療センター
周辺環境との調和を意識した「れんがスクリーン」。光と風を通す「透かし積み」という工法でつくられている=県立淡路医療センター
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周辺環境との調和を意識した「れんがスクリーン」。光と風を通す「透かし積み」という工法でつくられている=県立淡路医療センター
淡路瓦が淡路らしい風格を演出=県立淡路医療センター
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淡路瓦が淡路らしい風格を演出=県立淡路医療センター
病棟中央の三角の出窓は入院患者のリフレッシュスペース。畳も置かれている=県立淡路医療センター
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病棟中央の三角の出窓は入院患者のリフレッシュスペース。畳も置かれている=県立淡路医療センター

 兵庫県立淡路医療センター(洲本市塩屋1)が、設計・施工に優れ、地域社会への貢献度が高い公共施設に贈られる「公共建築賞」の優秀賞に選ばれた。病気、けがでもない限りなかなか行かない場所だが、魅力を知らずにいるのはもったいない。見どころを紹介する。(西井由比子)

 一般的な病院との違いは、中に入ってすぐ感じられる。床材には、木目調のタイルを使用。外来ロビーは吹き抜けの中庭に面していて開放感があり、高い天井からつり下げられた特注のペンダントライトが、3連の円から優しい暖色の光を落としている。

 「病院の無機質な感じをうまく消していると、よく褒めていただきます」と小山隆司院長(63)。小山院長のひそかなお気に入りは、待合にずらりと並べられた木製の椅子。「肘掛けのカーブが何ともいえず、良い」。月に1度のコンサートで使われるグランドピアノも、上質な空間づくりに一役買っている。

 次は一気に屋上へ。大阪湾に向かって三方が開けた芝生の庭園になっており、潮風が心地よい。洲本の市街地を眼下に望み、晴れた日には紀伊半島まで見渡せる。午前9時~午後4時まで開放されており、外来患者も入れる。

 外観にも、随所に工夫が。鐘紡の紡績工場跡に立ち、周辺には赤れんがの旧工場を活用した施設が並ぶことから、建物のアクセントとして「れんがスクリーン」を設置。エントランスに張り出す屋根などには淡路瓦を採用し、淡路の中核病院としての風格を演出している。

 同センターは旧県立淡路病院の老朽化に伴い移転・新築。免震構造の鉄筋コンクリート造り8階建て(延べ床面積約3万5千平方メートル)で、約173億円をかけ2013年に完成した。

 公共建築賞は、完成後3年以上が経過した国・地方公共団体の建築物を対象に、一般社団法人「公共建築協会」(東京都)が隔年で選定。建築物としての価値だけでなく、地域社会への貢献、施設の管理・保全などの観点も加味している。16回目の今回は、全国から102施設の応募があり、32施設を優秀賞に選んだ。

 小山院長は受賞について「大変うれしい。建物に恥じない医療を今後も提供していきたい」と話している。

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