淡路

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守本憲弘・南あわじ市長
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守本憲弘・南あわじ市長
門康彦・淡路市長
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門康彦・淡路市長
竹内通弘・洲本市長
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竹内通弘・洲本市長

 兵庫県淡路島内3市の市長が一堂に会し、淡路島の可能性と将来像について語るまちづくりフォーラムがこのほど、洲本市内であった。淡路政経懇話会(事務局・神戸新聞淡路総局)の5月例会としての企画で、門康彦淡路市長、竹内通弘洲本市長、守本憲弘南あわじ市長が参加した。淡路島の活性化に向けて、地域の強みや可能性、展開する施策や描いている将来像について、3氏の発言を詳報する。(当日の発言順に掲載)

■淡路市長「交通の便や歴史生かしたい」

 淡路市の魅力は、通勤通学が可能な京阪神へのアクセスや、伊弉諾神宮や五斗長垣内遺跡などの豊富な観光資源。それらを生かす「身の丈に合った維持継続可能な地域づくり」を進めている。スローガンは「いつかきっと帰りたくなるまちづくり」。出身者が帰りたくなるだけでなく、来訪者もまた来たくなるような地域を目指す。

 人口減といわれるが、東浦地域は島内で唯一、人口が増えている。将来性のあるところは生かし、減るところには対策を打っていく。ここも身の丈に合わせていく必要がある。

 地域づくりの次の一手は、田舎と都会のバランスを生かすこと。アクセスのよさを生かし、商業施設や娯楽施設への交流人口増を狙う。全国人気ベスト10に入る二つの道の駅や、島内の業者が管理する遊園地など素晴らしい財産がある。それらの点を線で結び、面的に相乗効果を発揮させる。

 3市の協力も大切だ。観光事業、公共交通、島のブランド化などだが、ほぼ出来上がっているものも多い。仲良くやっていきたい。

 明石海峡大橋の無料化推進は島民会議を立ち上げて皆さんとやってきた。その結果、現在900円となり、観光客も増えている。どんな課題も力を合わせれば突破できる。皆と一緒に未来の淡路島をつくっていきたい。(まとめ・内田世紀)

■洲本市長「都市機能集積、就業機会に課題」

 洲本市の強みを考えてみると、島内でも都市機能が集積しており、「国生みの島」「御食国」などの文化や歴史がある。トップアスリートに学ぶイベントを開き、スポーツを通じてまちづくりを進めている。医療も充実している。

 関西と四国の主要都市の真ん中にある立地もプラス要因だ。高速バスの待ち時間が少なく、関空航路など海の玄関口でもある。

 一方で課題もある。まずは就業機会の確保で、特に若い人の仕事が少ない。農業などの後継者不足や、自然災害への備えも充実が必要だ。

 こういうことを踏まえ、新たな市総合計画では、「豊かな自然とやさしさあふれる暮らし共創都市・洲本」をコンセプトに掲げた。企業を誘致して雇用を増やし、経済の活性化や安全安心なまちづくりを進める。

 地域の魅力を発掘し、広く発信するのも重要だ。東京や中部圏など都市部に洲本を売り込み、観光振興につなげたい。洲本温泉や、年間25万人が利用している市文化体育館がある。こうした今ある資源を活用して交流人口、洲本のファンを増やしていきたい。

 3市で対応すべき課題は山積している。公共施設を淡路島全体で管理し、効率よく運営するのが必要だ。島内交通網の充実も、3市で協力すべき課題である。(まとめ・渡辺裕司)

■南あわじ市長「食や文化、人材が強み」

 南あわじ市の資源は大きく分けて三つ。一つは食材、二つ目は観光・文化。どちらも生かし切れているとは言えない。

 三つ目の強みは人材。市内高齢者の就労割合は38・5%と県や国の2倍近い。女性の就業率も54%と県内で最も高く、1億総活躍社会に最も近い町だ。それに加えて地域力が高く、消防団員数は2千人を超える。

 シニアが活躍し、ワークシェアリングをしていくことで、働き方を適正化し、子育て世代に魅力的な地域になる。南あわじ市だけでなく、淡路島全体で取り組むべきだと思う。

 食材については、世界一グルメなスペインの町が参考になる。シェフが地域の食材をおいしく食べる研究をし、男性のグルメグループが文化にもなっている。そこに世界中から観光客が訪れている。シニア活躍とも絡め、淡路島を日本一、世界一の健康長寿島にすれば食材は売れるだろう。

 観光は淡路島全体でプロモーションをしていくべきだ。国生み神話だけでなく明治期の偉人などの歴史、淡路人形浄瑠璃やドラクエの文化などをセットアップして外へ打ち出していくなら、戦略的な司令塔があった方がよい。公共交通や鳥獣被害、漁業対策などのネックの解消も一緒にやることが必要だ。そうすれば淡路島の発展は加速すると思う。(まとめ・高田康夫)

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