淡路

  • 印刷
高田屋嘉兵衛と北前船寄港地・美保関の歴史を紹介する展示会=高田屋顕彰館
拡大
高田屋嘉兵衛と北前船寄港地・美保関の歴史を紹介する展示会=高田屋顕彰館

 兵庫県洲本市五色町都志出身の豪商・高田屋嘉兵衛と、北前船寄港地として栄えた美保関(松江市)の歴史的なつながりについて紹介する展示会「嘉兵衛と美保関」が、高田屋顕彰館(五色町都志)で開かれている。洲本市が日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に認定されたのを記念し、同顕彰館が企画。北方航路を切り開き、北前船交易で大成功した嘉兵衛が残した足跡を資料パネルや写真で紹介する。(渡辺裕司)

 美保関は、北前船が順風を待つために立ち寄る「風待ち港」として古来栄え、高田屋の北前船もたびたび寄港した。また同所の美保神社は事代主神系えびす神社の総本社で、海上交通の神として信仰を集めているという。同神社の宮司が、嘉兵衛らについて文書で記録を残している。

 それによると、嘉兵衛は1803(享和3)年、美保関に初めて入津(入港)。火事で焼失し再建中だった美保神社に木材を運ぶため、自らの船を使って手伝った。1805(文化2)年には嘉兵衛の弟が代理で訪れ、航海の安全を祈って金1両を奉納しており、厚い信仰心がうかがえる。

 また会場では、現在の美保関の風景や、継承されている伝統の神事なども写真で紹介。同顕彰館学芸専門員の斎藤智之さんは「日本の中で、嘉兵衛が船を通して全く異なる文化に触れ、自分の中に吸収していった過程が見て取れる。人と人の出会いの不思議さを感じてもらえたら」と話している。

 展示は来年1月14日まで。火曜日休館で、午前10時~午後5時。入館料は大人500円など。同館TEL0799・33・0354

淡路の最新
もっと見る

天気(7月21日)

  • 35℃
  • ---℃
  • 10%

  • 37℃
  • ---℃
  • 10%

  • 36℃
  • ---℃
  • 20%

  • 38℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ