淡路

  • 印刷
関空航路の休止について説明する淡路関空ラインの吉村静穂会長(手前)=淡路市野島蟇浦、海若の宿(撮影・内田世紀)
拡大
関空航路の休止について説明する淡路関空ラインの吉村静穂会長(手前)=淡路市野島蟇浦、海若の宿(撮影・内田世紀)

 淡路関空ライン(兵庫県洲本市)は5日、洲本港-関西空港航路の運航継続を断念すると正式に発表した。昨年7月9日、10年ぶりの復活が注目された同航路は、今月13日を最後に1年で姿を消す。同社は3市に休止を申し入れるとともに、淡路市内で記者会見。休止の経緯と今後の方針について、吉村静穂会長が説明した。(西井由比子)

 冒頭、吉村会長は休止について「皆さんをお騒がせして申し訳ない」と陳謝。1年で休止に至った理由について「挑戦したのが1年か1年半、早かった」とし、乗客として見込んだ訪日外国人観光客(インバウンド)を呼び込む機運、環境ともに整っていなかった-との見解を示した。ただ、関西がインバウンドで沸いていることに触れ「航路開設は流れとしては間違っていない。まだまだ思いはなくしていない」と語った。

◆単独に限界

 国土交通省神戸運輸監理部に航路休止届けを提出してから3週間。この間、6千万円の補助金を捻出した島内3市からの反発を受け小型船での事業継続を模索したものの、赤字を解消できない上、欠航率の上昇が予想されることから「かえって信頼を失う」と休止の決断に至った経緯を説明。

 航路は休止するものの廃止はしないとし、共同運航や自治体から船などの提供を受ける「公設民営」方式の導入などで再開を模索する-とした。共同運航については「出資の話もある」とし、公設民営については島内3市に協力を呼び掛けた。来年3月から半年間をめどに再度運航し、収支を見極めたい考えも示した。

◆批判に反論

 今回の混乱の発端となった補助金については「要求があれば返還を考える。こういうことで信用を落としたくないのが本音」と発言。吉村会長は、同社の兄弟会社・淡路ジェノバライン(淡路市)の創業社長で、明石海峡大橋の開通にからんで撤退が相次いだ淡路島発着航路を守るべく明石-岩屋航路を引き継いだ経緯があることから「私には実績がある」と反論した。

 鳴門の渦潮の世界遺産登録に向けた活動を支援するため寄付金を募る活動に力を入れていることにも触れ、船を通じた観光活性化について「島のために一生懸命やっている」と訴えた。

淡路の最新
もっと見る

天気(12月16日)

  • 12℃
  • ---℃
  • 80%

  • 12℃
  • ---℃
  • 80%

  • 12℃
  • ---℃
  • 90%

  • 11℃
  • ---℃
  • 90%

お知らせ