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大雨の影響で堤体が崩れたため池。下流に避難指示が出た=南あわじ市伊加利
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大雨の影響で堤体が崩れたため池。下流に避難指示が出た=南あわじ市伊加利

 4日深夜から降り始めた雨は7日もやむ気配を見せず、兵庫県淡路島内では新たに南あわじ市で避難指示が出されたほか、道路の通行止めが相次ぐなど被害が広がった。明石海峡大橋の通行止めが続き物流も滞る中、長引く避難生活で市民には疲労の色も。島内の行政機関などは、24時間態勢で雨量や被害状況の監視を続ける。

 「以前から近くのため池の用水路が傷んでおり、今回の雨で水があふれてきた」と、5日午後から淡路市内の公民館に、80代の母と自主避難した60代女性。避難所生活も3日目に入り「母もストレスがたまる一方。コンビニは近いが品薄状態。カップ麺でしのいでいる」と嘆く。今後の見通しには「雨がやんでも用水路が直らないと安心できない。戻っても母屋では暮らせそうにない」と沈んだ表情で話した。

■24時間態勢

 24時間態勢で警戒に当たる行政職員にも疲労の色がにじむ。3市で最も早い5日午前10時20分に大雨警報が発令された淡路市では、発令に合わせ災害警戒本部を設置。幹部職員ら45人が災害発生に備えた。

 防災あんしんセンター(同市生穂新島)の危機管理部では全職員が庁舎に泊まり込む。同部の奥田恵子部長は「大雨で庁舎に2泊するのは初めてでは。このまま3泊になるだろうが、交代で仮眠を取るなどして乗り切りたい」と話した。

 7日午前9時、被害の報告が増えたことから、災害対策本部を設置。水防指令1号を発令し職員計113人での対応に切り替えた。奥田部長は「小さなことでも気付いたら市役所に連絡するなど、早めの対応を」と呼び掛けていた。

■被害調査に奔走

 南あわじ市消防団では、団員の自宅待機が5日から始まった。幹部は5日夜から翌6日午前2時半まで警戒に当たり、同日午後0時半~同5時半に再び集合。7日は午前7時に集合し、市内の全59分団の約270人が被害調査に回った。

 それぞれが合間に自身の仕事をこなしており、「これだけ長い期間の待機はこれまでなかった」と細川知大団長(48)。「雨がやんでからの方が土砂崩れの危険性が高まる。被害が大きい地域のことを考えればましだが、まだ終わりが見えない」と話す。

■船で物資運搬

 長引く雨の影響は暮らしにも影を落とす。明石海峡大橋は通行止めが続き物流はストップ。スーパーではこの日も生鮮食品を中心に品薄の状態が続いた。洲本市内の男性(45)は「前日には買えた冷やし中華やざるそばが今日は品切れだった」と話していた。

 一方、岩屋港-明石港間を結ぶ高速船「淡路ジェノバライン」はファミリーマートの要請を受け、食品などの運搬を始めた。6日以降、小荷物扱いとなる30キロ未満のケースを200箱ほど運んだという。(内田世紀、高田康夫)

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