淡路

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ヤギが草を食べる横で、冬場に大きく育ったタマネギを手にする堂本秀幸さん=南あわじ市八木鳥井
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ヤギが草を食べる横で、冬場に大きく育ったタマネギを手にする堂本秀幸さん=南あわじ市八木鳥井

 冬に入り、特産タマネギの小さな苗が寒さに耐えるようにあちこちの畑で植わっている兵庫県南あわじ市内。そんな中、同市八木鳥井の畑ではタマネギが丸々と育っていた。淡路島観光ホテル(同県洲本市)元総料理長の堂本秀幸さん(60)が季節をずらしたタマネギ栽培に取り組み5年。今年はこれまでになく豊作だ。(高田康夫)

 徳島県鳴門市のホテルに勤めていた堂本さんは、休みの日に妻の実家で農業を手伝い、野菜のおいしさに感動。10年前に南あわじに移り、同観光ホテルに勤めながら農業を始めた。

 通常のタマネギは、極早生の2月ごろから晩生の6月ごろまで収穫されるが、「ないときにこそ新タマネギの料理を出したい。それが職人の発想」と、堂本さんは5年前から冬に収穫するタマネギ栽培に挑戦し始めた。

 3月末から4月にかけて種をまき、ピンポン球程度の大きさになれば7月まで2~3カ月冷蔵庫で寝かせる。その後、1カ月ほど乾燥させ、8月末から9月に畑に定植。夏場は虫が付きやすく、最初の2年間は失敗ばかりだったが、3年目は3分の1、昨年は半分程度が収穫できたという。今年は7割程度が収穫できる見込みで、約1トンの収量を見込む。収穫した野菜は同ホテルの宿泊客に提供する料理に使われるという。

 これまでは総料理長として自らホテルの客に腕を振るってきた堂本さんだが、今年6月に退職して現在は顧問に。農業に本腰を入れ、「八木のヤギ牧場」としてヤギ5頭も飼い始めた。ヤギが順番に畑の雑草を食べ、そのふんで土を肥やし、そこで野菜を栽培する循環型農業を目指す。

 「輪切りでステーキにしたら甘くておいしいぞ」。堂本さんは大きなタマネギを手に言った。

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