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奈良時代の掘立柱建物跡とみられる穴=木辺遺跡
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奈良時代の掘立柱建物跡とみられる穴=木辺遺跡
木辺遺跡から出土した畿内産土師器
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木辺遺跡から出土した畿内産土師器

 兵庫県南あわじ市教委は19日、発掘調査を進めていた同市神代国衙と同市賀集立川瀬にまたがる「木辺遺跡」で、奈良時代前半の「掘立柱建物」の跡を確認した、と発表した。地方の役所跡で出土することが多い土師器なども周辺で見つかった。専門家は「官舎群などの想定が可能」とし、近辺で発見が期待されてきた古代律令制下の地方支配拠点「三原郡衙」域の建物という見方を示す。(高田康夫)

 「掘立柱建物」は地面に穴を掘って柱を立てる建物で、今回は7棟分の柱穴を確認。中には穴に柱が残っているものもあった。柱穴近くからは奈良時代前半の畿内産土師器やそれを模して作られた畿内系土師器などのかけらが100片以上出土したという。畿内産土師器は平城京で作られたもので、地方の役所跡で出土することが多いという。

 木辺遺跡では、県のほ場整備事業に伴って発掘調査が進められており、昨年は倉庫群の跡を確認。今回の建物群も含め、郡衙の中心施設ではないものの、古代南海道へのアクセスや立地状況などから、関西大学大学院の森岡秀人・非常勤講師(考古学)は「郡衙相当の遺跡とみて大過ないだろう」とする。調査範囲が狭く、今後も広げる予定がないため、具体的な配置は分からないが、近くに中心施設があったと想定できるという。

 市教委は22日午後1時半から一般向けの現地説明会をする。小雨決行。同市埋蔵文化財調査事務所TEL0799・42・3849

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