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神戸の壁の周辺に設置された椅子のオブジェを手にする池本啓二営業部長=北淡震災記念公園
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神戸の壁の周辺に設置された椅子のオブジェを手にする池本啓二営業部長=北淡震災記念公園

 阪神・淡路大震災の記憶を伝える「神戸の壁」(兵庫県淡路市・北淡震災記念公園)の周辺に、26脚の椅子のオブジェが設置された。震災から24年となる17日を前に、壁の保存活動に取り組む現代美術家三原泰治さん=神戸市垂水区=が創作。12日には、椅子を利用した壁のライトアップが始まり、犠牲者への鎮魂の祈りがささげられる。(内田世紀)

 神戸の壁は同市長田区の市場の防火壁として昭和初期に建造。震災では激震と猛火に耐えたが、市街地整備のため1999年に旧津名町(現淡路市)へ、2009年には同公園に移された。15年からは毎年1月、十字架の人影を映すライトアップが行われている。

 椅子のオブジェは、ライトアップの参加者の立つ位置を示そうと三原さんが発想。木製の小さな椅子をコンクリート色に塗り、発生した「0年」から今年の「24年」、さらなる壁の活用を願う「千年」を加えた26脚を製作した。椅子には壁の形のボードが付けられ、「保存活動を開始」「公園に移設し10周年」などの説明が記されている。

 同公園の池本啓二営業部長は「神戸から壁を見に来る入園客も多い。形ある物を残すことで、防災意識の向上や命を守る助けになれば」。三原さんは「震災から学んだことを忘れないため、多くの人の努力で壁を残した。千年先まで保存され、平和と安全のために生かされることを願っている」と話す。

 ライトアップは17日まで行われる。

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