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三線を演奏する葉満啓●さん=洲本中央公民館※●は祐の異体字
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三線を演奏する葉満啓●さん=洲本中央公民館※●は祐の異体字

 生まれつき全盲の葉満啓●さん(26)=兵庫県洲本市=が、琉球民謡協会(沖縄県)が実施する三線の試験に合格し、教師免許を取得した。同協会によると、全盲の人が合格するのは初めてといい、葉満さんは「淡路島内で体験教室を開けたら」と夢を語る。(赤松沙和)

 葉満さんは、5歳から始めたピアノのほか、これまで和太鼓や竜笛などさまざまな楽器に触れてきた。三線には14歳の時に出合い、18歳から三線奏者の向井敏二さん=尼崎市=に師事。コンクールで腕を磨きながら、島内の福祉施設やイベント、東日本大震災の被災地などで演奏活動を行ってきた。

 絶対音感を持つ葉満さん。三線の楽譜である「エエ四」を見て演奏することはできないが、向井さんの演奏を繰り返し聞いて曲や歌詞を覚えていく。特に今回の試験で歌った「下千鳥(さぎちじゅやー)」は、普段なじみのない沖縄の言葉「ウチナーグチ」の発音が難しく、歌詞の意味を学びながら本番に向けて練習を重ねた。

 試験は昨年12月、沖縄県浦添市内であった。葉満さんは2016年に続き2回目の挑戦。前回は、演奏する曲順を間違えてしまい惜しくも合格を逃した。「前よりもうまく演奏しなければ」というプレッシャーの中、8人ほどの審査員を前に緊張しながらも堂々と歌い上げて見事合格。3月に再び沖縄を訪れて免許状を受け取った。同協会によると、全国からの受験者52人のうち合格者は39人だったという。

 葉満さんが奏でる三線を、両親は「落ち着く音色。本人も穏やかな気持ちになっている様子」と話す。葉満さんは「三線の音色が好き。島内で一緒に楽しむ仲間を増やしたい」と思い描く。

※●は祐の異体字

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