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「吊り玉祭」を企画するメンバーら。結束したタマネギを手にする=南あわじ市神代地頭方
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「吊り玉祭」を企画するメンバーら。結束したタマネギを手にする=南あわじ市神代地頭方

 兵庫県淡路島特産のタマネギが収穫のピークを迎えようとしている。この時期になると、農家では毎年、タマネギ小屋につるすために十数個をひもで縛って一塊にする「結束作業」が話題になるという。「あのおばちゃん、結ぶの速いらしい」「うちに来ていたおばちゃんも速いで」と。ただ、淡路島タマネギ131年の歴史の中で誰も速さを競ったことはない。そこで、南あわじ市の農業法人と大学生らが6月2日、南あわじ市で「吊り玉祭」を初めて開き、タマネギの結束作業最速者を決めることにした。(高田康夫)

 計画しているのは、同市でブランドタマネギを生産する「淡路島希望食品有限会社(2525ファーム)」。神戸出身の井川翼さん(29)が昨年の収穫期に思い付いた。吉備国際大の学生らも企画に加わり、祭りの日に合わせて収穫できるようにタマネギを植えて育ててきた。

 1畝20メートルに植わっているタマネギ約500個を結束していき、そのスピードを競う。出場者はすでに募集済みで、その道数十年のベテラン農家から大学生、島外の人までさまざまな顔ぶれ60人。上位には賞金や協賛企業から賞品も用意されている。

 当日は、同大学の狩猟サークルがブースを出してタマネギとジビエを使った「カレー焼きうどん」を販売。農業にも役立つ「アシストスーツ」の体験ブースなどもあり、出場しなくても祭りを楽しめる。

 淡路島では農家の高齢化などから、タマネギを小屋につるよりも、コンテナに入れて保存する方が多くなっている。ただ、つり玉にすることで血液をさらさらにする成分が増えたり、甘みが増したりすることも知られており、井川さんは「つり玉の文化が廃れるのはもったいない。淡路島タマネギをPRし、ブランド力を高めることになれば」と話す。

 「吊り玉祭」は2日午前9時半に開会し、午後1時ごろまで。場所は同市市三條の畑。車は同市中央公民館の駐車場に止める。

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