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奪ったダイコンを食べるサル=5月31日、洲本市本町7(読者提供)
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奪ったダイコンを食べるサル=5月31日、洲本市本町7(読者提供)
威嚇するサル=洲本市内(読者提供)
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威嚇するサル=洲本市内(読者提供)
設置されたわな=洲本市内
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設置されたわな=洲本市内
神戸新聞NEXT
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 兵庫県洲本市街地で5月からニホンザルが頻出し、各地で被害をもたらしている。商店街では野菜や果物が奪われ、民家にも侵入するなど“犯行”は日に日にエスカレート。市は狩猟免許保持者と協力し、市内2カ所にわなを設置して対策に本腰を入れるが、人慣れしたサルは神出鬼没で、知恵比べが続いている。(上田勇紀、吉田みなみ)

 「すごく素早くて…。困ってるので、早く捕まえてほしい」

 同市の本町7丁目商店街で野菜・果物を販売する女性(72)は嘆く。

 既に店先などに並べていたリンゴやサツマイモ、ニンジン、ダイコンをサルに奪われた。商店街のアーケードから下りてきてさっと商品を取り、またアーケードに上って食べる。郵便ポストの上で、わが物顔で食べる姿も目撃された。

 近くの男性(70)は「まるでおやつの時間みたいに、午後3時ごろが多い。笛を吹いても逃げない」と驚く。近隣では、民家に裏口から侵入したり、口を開けて威嚇したりしてきたことがあったという。「1人暮らしのお年寄りもいるので、怖い」

 同市の住職(45)は、5月22日から境内でサルを目撃。墓石やお供えの花が倒されたり、墓参りに来た人がサルに後ろをつけられたりしたという。境内に貼り紙をして警戒を呼び掛けており、「サルに驚いて、参拝者がけがをするようなことがあってはいけない」と気を引き締める。

 市によると、5月20日から6月4日午前までに18件の目撃情報が寄せられ、多くが市役所周辺に集中する。市は狩猟者とともに5月31日、わなを設置した。洲本署には5月1日以降、同市由良1や同市五色町鳥飼中を含めて情報が入っており、「ひょうご防犯ネット」で警戒を促す。

 県森林動物研究センターの森光由樹主任研究員(野生動物医学)によると、今回のサルの詳細は不明だが、オスは交尾期の後、群れに魅力を感じなかったり、別のメスを探したりするために群れを離れ、「ハナレザル」になることがある。100キロを移動するケースもあるというが、「短期間で動くとは考えにくく、洲本市街地と五色町の個体は別のサルの可能性がある」と指摘する。

 洲本市街地では昨年もサルが頻出しており、「早く捕獲を進めたい」と市農政課。森光主任研究員は「襲ってくる場合もあるので、刺激を与えないことが大事」とするが、「だんだん調子に乗ってくるケースもある」と話す。

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