淡路

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施設内でサルを見守る延原利和さん=洲本市畑田組
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施設内でサルを見守る延原利和さん=洲本市畑田組

 野生のサル約300匹が集まる「淡路島モンキーセンター」(兵庫県洲本市畑田組)が、サルを管理する一般社団法人の設立を目指し、準備を進めている。大阪大の研究者らを交えて体制を充実させ、寛容な行動が特徴的なこの群れのサルの魅力を、一般に伝えるのが目的。海外からも研究者が訪れるほどその生態は注目されており、延原利和センター長(65)は「『淡路ザル』の面白さを多くの人に知ってほしい」と前を見据える。(上田勇紀)

 同センターは島南側の海沿いにある。1967年、延原さんの父が開いた。野生のサルを餌付けして観光客らに公開し、島外などから年間約2万人が訪れる人気スポットだ。

 現在は延原さんと家族が株式会社で運営しているが、これとは別に一般社団法人「淡路ザル観察センター」を立ち上げる考え。理事には延原さんのほか、大阪大の研究者や獣医師らを予定し、定款作りなどを進めている。

 モンキーセンターには朝から夕方、餌を求めて山からサルが集まる。間近で野生のサルを観察できる場として、国内だけでなくカナダからも研究者がやってくる。そんな中で約25年前、ボスザルが「マッキー」のころに目立ち始めたのが、ここに集まるサルの寛容さだった。マッキーが弱ったサルを抱いて面倒を見たり、障害のあるサルをかばったりして、群れ全体で助け合いが見られた。

 その後も、そうした行動は受け継がれており、理事になる予定の大阪大大学院人間科学研究科博士後期課程3年、貝ヶ石優さん(27)は「餌付けをすると、餌の取り合いなどでけんかが多いのが普通。行動上、ここのサルはほかと大きく違う」と指摘する。

 延原さんは「淡路ザル」と名付け、「時に人間社会より豊かな淡路ザルの社会を、もっと知ってほしい」と話す。今年中の設立を目指しており、立ち上げた後は専門家の意見をさらに取り入れながら、餌やりや公開を進める。施設内に専門家の研究成果を掲示し、一般に伝える取り組みも行うという。

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