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淡路地区の高校7校から島内進学の良さを中学3年生らに訴えた=8日、洲本市宇原
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淡路地区の高校7校から島内進学の良さを中学3年生らに訴えた=8日、洲本市宇原

 2019年3月に淡路島内の中学校を卒業して4月に高校などへ進学した生徒(19年度進学者)のうち、島外進学は218人で、全進学者の2割近くに上ることが分かった。兵庫県淡路市教委が3市の人数をまとめ、初めて明らかにした。2015年度に学区が再編され、神戸や同県芦屋市と同じ「第1学区」となって以降、島外へ通う生徒は増加傾向で、危機感を募らせる島内の高校は、合同で島内進学の利点を訴えるなど、少子化時代の生徒獲得競争が激化している。(高田康夫)

 淡路市教委がまとめた進学者の内訳によると、学区再編前の14年度進学者1311人のうち、島外進学の生徒は183人、流出率は13・96%だった。

 15年度進学者からは島外の私立などに加え、淡路島内から神戸や芦屋市など同じ第1学区内の全日制普通科の公立高校を受験できるようになった。淡路市からは隣接する同県明石市内の高校も受験できる。その影響からか、以降の5年間の流出率は15%超。少子化で生徒数が減る一方、毎年200人前後が島外に出ている。

 通いやすい淡路市の割合が最も多いとみられるが、洲本市や南あわじ市からも島外に通う生徒はいる。淡路市教委は「市別の内訳は出せない」とする。

 「自然減と流出による島内高校への影響は大きい。地域の過疎にも拍車を掛けてしまう」。洲本高校の宮地博己校長は危機感を強める。以前から大学進学で島外に出る人は多かったが、高校時代から島外に通うことで地元の人間関係が希薄になり、大学卒業後やそれ以降にUターンする人が減る恐れもある。

 毎年6月に開かれる淡路地区の高校説明会では、昨年から島内の高校が合同で島内進学のメリットを説明し始めた。8、9日にあった今年の説明会でも、島外通学に片道1時間半かかれば3年間で3千時間も費やすことや、18年度の国公立大学への進学率は全国平均8・9%、淡路地区13・3%だったことなどを紹介。「淡路島の高校を選ぶ理由がある」と訴えた。

 一方、進学先の選択肢の広がりを魅力に思う保護者や生徒は多い。洲本市での説明会に参加した中学3年の女子生徒は神戸市北区の高校が第1志望という。周囲にも島外進学を考える生徒は多く、40代の母親は「自由な校風に引かれている。神戸の方がさまざまな選択肢がある。通学が大変なら、引っ越すことも考えている」と明かした。

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