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G20関係者が利用するホテルの香りをプロデュースした和泉侃さん=淡路市志筑
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G20関係者が利用するホテルの香りをプロデュースした和泉侃さん=淡路市志筑

 世界の要人を島の香りでおもてなし-。28、29日に大阪で開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせ、各国関係者が宿泊を予定するリーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区)の館内の香りを、兵庫県淡路市地域おこし協力隊の和泉侃さん(27)=同市=がプロデュースした。「淡路島のハーブから調合した香りは生命力にあふれている。香りを日本の思い出として持ち帰ってほしい」と話す。(内田世紀)

 和泉さんは東京都杉並区出身。高校までテニスに打ち込み、国内8強クラスを誇ったが「世界の実力はない」と断念した。経営を学んでいた大学1年の時に「匂いに対する好奇心が子どもの頃から強かった」と気付き、「香りをビジネスにできないか」と考えるようになった。その後、香りをデザインする外資系の企業に就職。有名ブランドの店内空間などを担当した。

 4年後、「メッセージを込めたアートとしての香りを発信したい」と飛躍を誓い退社し、商品開発のため線香の特産地、淡路市に通うようになった。

 2017年には「香りのまちづくり」を担当する同協力隊員となり、観光施設「パルシェ香りの館」(同市尾崎)を拠点に活動。同館で和泉さんが手掛けた香水ブランド「Suu(スウ)」は「本物の香り」と認められ、東京の五つ星ホテルのスパでも採用された。

 和泉さんは「淡路のハーブは香りの立ち方が違う。香りで生きていくなら、ほかの土地は考えられない」と力を込める。

 リーガロイヤルホテル大阪の仕事は、G20参加国の要人が利用する同ホテルから依頼を受けた。ヨーロピアンクラシックと日本の美の融合をイメージし、バラとヒノキを中心に調合。島内産のラベンダーやゼラニウムをアクセントに活用した。完成した香りは「華やかでありながら奥ゆかしさと安心感がある」。正面ロビーなど3カ所で、専用の機器を使い拡散される。

 「ホテルに入った瞬間、難しい議論の緊張感が解けるはず」と和泉さん。「淡路島の香りを世界にアピールする絶好の機会になる」と期待を込める。

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