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「全島一斉清掃の日」のポスター=淡路県民局
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「全島一斉清掃の日」のポスター=淡路県民局
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 兵庫県淡路島で年2回、住民らがボランティアでゴミ拾いや草刈りに励む「全島一斉清掃の日」が、今年で30年目を迎える。参加者は減少しているが、昨年も1回で約3万5千人が出て可燃ごみ100トンを集めるなど、その浸透ぶりはすさまじい。今年の初回は7月7日。もはや「伝統」となった島の一大イベントが近づいてきた。(上田勇紀)

 「これだけの規模が30年続くのは、全国でも珍しいでしょう」

 淡路県民局環境課の担当者が、各市からの集計をもとにした参加者の推移を示した=グラフ。過去最少となった2018年度でも、2回分で約6万3千人。島の推計人口が13万人程度と考えれば、驚異の参加率だ。各町内会などが呼び掛けているといい、都会と比べて密な近所づきあいの影響が考えられる。

 始まりは1990年7月にさかのぼる。県や1市10町(当時)、各種団体が主体となり、4万人余りが参加して産声を上げた。

 このとき、四国と淡路島を結ぶ大鳴門橋開通から5年。本州とつなぐ明石海峡大橋の完成を控え、島の美化へ意識が注がれていた。

 96年には、7月と11月の「環境美化月間」が始まる。同7月開催の参加者は約6万8千人に上り、年間で12万人を超えてピークに達した。98年に大橋が開通。2000年にはかつての土砂採取地を会場に、淡路花博「ジャパンフローラ2000」が開かれた。この年も約10万4千人が参加した。全国から観光客が集まる催しが、住民の意識を高めたのだろうか。

 台風23号が被害をもたらした04年は参加者が落ち込み、近年はなだらかに減っている。淡路県民局は「人口減少、核家族化、休みの分散化」などを理由に挙げる。18年度はピーク時と比べると半分ほどになった。

 今年は7月7日と11月10日に設定。例年、これらの日を基準にして町内会や関係機関が呼び掛け、おおむね1時間程度、自宅周辺などで清掃を行う。ゴミは原則、全島一斉清掃の日用に作られた専用の可燃、不燃ごみの袋に入れる。18年7月は可燃ごみだけで約102・5トンが集まった。

 「島の美化に一斉清掃の効果は大きい」と同県民局。今年もポスターが配られ、幅広い世代の参加が見込まれる。

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