淡路

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今年初めて花を付けたジャカランダと作業所のメンバー=ひまわり作業所
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今年初めて花を付けたジャカランダと作業所のメンバー=ひまわり作業所

 国内での栽培が難しいとされるジャカランダの花が近年、兵庫県淡路島内各地で次々と開花し愛好家らを驚かせている。「青紫の美しい花が咲いてうれしい」と喜ばれる一方、専門家は「冬の最低気温が上昇し、南方の植物でも冬を越せるようになっている」と温暖化の影響を指摘する。

 南米原産でノウゼンカズラ科の落葉樹。世界三大花木の一つとされ、熱帯地方では街路樹などとして親しまれるが、日本では花が咲きにくいとされてきた。

 淡路市浦の昆陽圓さん方では1990年頃から栽培を始め、2010年に初めて開花。その後しばらく咲かなかったが16年に再び花を付け、以来毎年咲いている。南あわじ市の阿那賀や榎列、洲本市の小路谷などでも、民家の庭などでここ数年の間に開花が確認されている。

 淡路市久留麻の障害者福祉施設・ひまわり作業所では、メンバーの家族が1メートルに満たない苗木を15年に植栽。今年、樹高は3メートルほどだが初めて花を咲かせた。施設関係者は「観葉植物として売られていた。まさか咲くなんて」と驚く。

 「さまざまな理由が考えられるが、一つは冬の気温が影響している」と話すのは、淡路景観園芸学校(同市)の樹木医・田淵美也子准教授。「ジャカランダが越冬して花芽を付ける気温の境界が約0度。以前の淡路島の冬は0度を下回ったが、最近は温暖化が進んでいるため、開花が見られるのでは」と話す。さらに「熱帯では日本のサクラのように花が咲いてから葉が出るが、日本では環境に適応し葉が出てから花が咲く」と説明。「サクラは冬の寒さがないと花芽を付けない。温暖化が進めば、ジャカランダは咲くがサクラが咲かない、という時代が来るかもしれない」と環境の変化を不安視する。(内田世紀)

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