淡路

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濃い紫色になって完熟したブルーベリーの実=南あわじ市八木馬回
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濃い紫色になって完熟したブルーベリーの実=南あわじ市八木馬回
馬回のブルーベリーを使って試作したジャム
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馬回のブルーベリーを使って試作したジャム

 兵庫県南あわじ市八木馬回の農家らが、集落の活性化や交流を図ろうとブルーベリーの集団栽培を始めて、今年で丸15年がたつ。これまでは農畜水産物直売所「美菜恋来屋」などで生果を販売していたが、今年からは栽培グループがジャムなどの加工商品を開発することになった。新たな挑戦を前に、今年の収穫にも力が入っている。(高田康夫)

 馬回集落では2004年からブルーベリーの栽培を開始。現在は農家12戸でグループ「馬回清流の里」を作り、ブルーベリーの木約千鉢を栽培している。集落は諭鶴羽山系の北側の海抜100~130メートルに位置し、冬の気温が平地よりも下がることや、成相ダムからいつでもきれいな水が得られること、ミツバチなどが生息して自然受粉がしやすいなど栽培に適した特徴がある。

 これまで収穫した実は、メンバーが直売所で販売したり自家用で食べたりしていたが、需要以上の実は収穫せずに捨てていたという。栽培開始から15年がたち、当初の木は老いて更新時期に差し掛かっている。今後も生産量を落とさずに栽培が続けられるよう、加工商品での需要増加を目指すことにした。

 馬回集落出身の管理栄養士、厚美美枝さん(52)が集落内で料理教室を開くことになり、その場所を利用して加工作業をしていく計画。厚美さんと大学生ボランティアはすでにジャムを試作し、5月に同市内であったイベントで試食品を提供した。反響は上々で販売を待ち望む声も届いているという。

 本格的な商品化を前に、今年の収穫作業にいそしむ「馬回清流の里」の水田泰善代表(66)は「集落の女性らにも協力してもらい、出来上がったジャムなどの商品で地域おこしをしていければ」と期待を込めている。

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