淡路島の夏の風物詩として知られる「第72回淡路島まつり」最終日の4日、3日間のフィナーレを飾る花火大会が兵庫県洲本市の洲本港周辺で開かれた。約4千発の花火が鮮やかに打ち上がり、夜空や海面を美しく照らした。(吉田みなみ)
まつりは市などでつくる実行委員会の主催。2日夕、洲本市役所周辺で華やかなおどり大会が開幕した。3日も引き続き、子どもから大人まで、各連が熱気に満ちた阿波踊りやダンスなどを繰り広げた。
最終日の午後8時。ついに光のショーが始まった。「水中スターマイン」や、洲本に伝わる民話をイメージしたタヌキ型の花火、幅広い「フルワイドスターマイン」…。昨年より千発減らしたが、予定された約4千発が観客を沸かせた。大浜海岸では浴衣姿のカップルや家族連れらが、しばし幻想的な光景に見とれていた。
