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ボルダリングによる地域おこしの取り組みをパネルにし、沼島の岩場の魅力を語る冨井貴之さん=沼島中学校
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ボルダリングによる地域おこしの取り組みをパネルにし、沼島の岩場の魅力を語る冨井貴之さん=沼島中学校
体育館に設置されたボルダリングの人口壁。子どもたちが楽しむ=沼島中学校
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体育館に設置されたボルダリングの人口壁。子どもたちが楽しむ=沼島中学校

 東京五輪で新種目に追加され、競技人口が増えている「スポーツクライミング」の一つ、ボルダリングによる地域おこしの計画が、兵庫県南あわじ市の離島・沼島で進んでいる。魅力的な岩が多いことから、ボルダリングができるエリアを開設し、ルートを設定して公開することで、各地のクライマーに沼島を訪れてもらう取り組みだ。8月には沼島中体育館に人口壁が設置され、早くも「沼島から五輪選手を」との期待が高まる。(高田康夫)

 計画を進めているのは、淡路島内外のボルダリング愛好家6人でつくる「沼島クライマーズネットワーク」。メンバーの冨井貴之さん(29)=大阪市=は、淡路景観園芸学校(兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科)の卒業生で、卒業論文でボルダリングによる地域活性化について書いた。大阪府庁に入庁して淡路島を離れたが、卒論研究を実践しようと仲間とともに沼島へ通い続ける。

 沼島は中央構造線が直下を走り、1億年前にできた地球のしわとされる「鞘型褶曲(さやがたしゅうきょく)」や上立神岩などさまざまな奇岩、巨岩が集積。冨井さんらはそんな岩資源に注目した。プロのクライマーに登ってもらったところ、多様な形状の岩があり「100以上のルート設定が可能」という。

 ただ、住民が「ご神体」と敬う岩などに登ることは許されない。全国各地にボルダリングができる岩はあるが、ごみ問題や違法駐車などで地元住民ともめた場所もあるといい、冨井さんらは地域の理解を得ようと、自治会などと話をし、ボルダリングエリアやルートの公開に向け、ルール作りを進めている。

 地元の小学生らには2015年から体験授業を通してボルダリングの楽しさを教え始めた。同大学との連携による県の事業に採択され、今年8月には沼島中体育館に幅2・7メートル、高さ3メートルの人口壁を設置。31日にあったお披露目会で、冨井さんは「沼島の皆さんにもボルダリングを楽しんでもらい、各地のクライマーと交流してもらえれば。沼島から五輪選手が生まれることも夢じゃない」と思いを語った。

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