淡路

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ご本尊の掛け軸を前に、弁財天に扮したクイーン淡路の堀川瑞加さんが宝珠を選んだ=南あわじ市阿那賀、春日寺
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ご本尊の掛け軸を前に、弁財天に扮したクイーン淡路の堀川瑞加さんが宝珠を選んだ=南あわじ市阿那賀、春日寺

 兵庫県淡路島内の寺院が1年ずつ持ち回りで弁財天をまつる伝統行事「淡路巡遷妙音弁財天(回り弁天)」について、江戸時代中期に端を発する歴史の中で初めて、今年12月から迎える地域がくじによって決まった。行き先は江井(淡路市)、山田(同)、都志(洲本市)、鮎原(同)のいずれかの寺院。近年は受け入れの希望が減少する中、300年以上の歴史を存続させるため、「弁天さんに行きたい場所を決めてもらう」ことになった。(高田康夫)

 回り弁天は江戸時代中期、目の不自由な人が、高野山から弁財天の掛け軸を迎え、拝むと視力が回復したという伝承に由来。掛け軸は、高野山真言宗淡路宗務支所に所属する島内107カ寺を回ってきた。毎年12月6日に迎え、翌年12月5日に次の寺院に送り出す。

 回り弁天を迎えることで島内各地から参拝者が訪れたため、昭和初期ごろは各地の寺院がこぞって受け入れ、希望しても数年待ちだったという。近年は迎えることの大変さから希望が減少。そこで、寺院からの希望がなければ、弁財天に翌年行きたい地域を選んでもらうことにした。

 昨年12月から受けている春日寺(南あわじ市阿那賀)で7日、初めての秋季祭が開かれ、弁財天に扮したクイーン淡路の堀川瑞加さん(22)が、島内1~7教区の紙が入った宝珠から一つを選んだ。

 選ばれたのは、江井、山田、都志、鮎原の各地区から成る5教区。教区内の20カ寺で11月7日までに迎える寺を決め、12月6日に受け入れることになる。

 教区長を務める法華寺(淡路市江井)の山本泰三住職は「御託宣」を受け取り、「初めての儀式で、弁財天に『行きたい』とおっしゃっていただいたことは名誉なこと。必ずお迎えする寺を決めるので、各地からお参りしてもらえれば」と話す。

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