淡路

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修復を終えた社殿に、ご神体を納める氏子ら=枯木神社
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修復を終えた社殿に、ご神体を納める氏子ら=枯木神社

 香木伝来の地とされる兵庫県淡路市尾崎の枯木神社が、44年ぶりに美しい姿を取り戻した。「次の世代のために」と住民が資金を出し合い、老朽化した屋根や壁を修復。このほど、ご神体を納める遷座祭が行われ、氏子らが社殿の完成を祝った。(内田世紀)

 日本書紀には、595(推古3)年、淡路島に香木「沈水」が流れ着き、まきと一緒に焼いたところ良い香りがした-と記される。島の郷土誌「堅磐草」には、1784(天明4)年、流れ着いた香木を切ろうとしたところ災いが起こったため、社を建てて木を祭った-とも。今では線香特産地の象徴として親しまれている。

 海岸にあるため潮風にさらされ、何度も建て替えられたという。現在の社殿は1975年に新築したが、雨漏りするなど老朽化が進んでいた。

 枯木町内会が「人口減少が進む中、今修復しないと手遅れになる」と一念発起。町内会37世帯が負担金を出し合い、近隣住民や地元企業なども協力した。予算は500万円で10月に着工。瓦屋根をふき替え、「懸魚」と呼ばれる装飾板を新調、壁のしっくいも塗り替えた。

 遷座祭には、氏子ら十数人が参加。神事の後、2メートル以上あるというご神体を白い布で囲い、大切に本殿に納めた。同町内会の粟田眞人会長(51)は「さまざまな意見があったが、思い切って実行した。きれいな社殿を見て、地域の宝を守ることの大切さをさらに強く感じる」と話していた。

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