淡路

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「研究で、いろんな人に会って話せるのが楽しい」という海部伸雄さん=淡路市
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「研究で、いろんな人に会って話せるのが楽しい」という海部伸雄さん=淡路市

 淡路地方史研究会会長の海部伸雄さん(69)=兵庫県淡路市=が、江戸時代の淡路島の海難救助について調べた。現在の南あわじ市津井周辺で起きた海難事故で、海沿いの住民らがどのように対応したかを、文献から読み解いた。貴重な研究を基に「救助に当たった島の庶民が、陰で海運を支えていた」と指摘する。(上田勇紀)

 海部さんは東浦町(現・淡路市)出身。元小学校教員で、同市立育波小校長を最後に2011年に退職。江戸時代の淡路島で、海を通じて人や物がどのように動いていたかを研究している。

 今回は、淡路文化史料館(洲本市山手1)に残る、津井村に関する江戸時代の文書などを1年がかりで読み込んだ。幕府や藩は、船で運ばれる年貢米など物流を守るため、事故対応義務を海辺の集落に課していたという。強い風や潮の流れによって船が岬にぶつかった際などは、津井村の住民が何度も駆け付け、乗組員らの救助に当たった記録があった。

 「どれだけ仕事が忙しい時期でも、海難事故が起きれば救助に駆け付けなければならなかった。現場責任者だった庄屋などは大変だっただろう」と海部さん。「淡路島の歴史を考えるとき、大阪など海を通じた都市との関係を考えることも大切。これからも研究を続けていきたい」と意欲を見せた。

 研究成果は、郷土研究誌「歴史と神戸」に掲載された。

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