淡路

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洲本城跡から眺めた洲本の市街地。人口は島内3市で最少になった
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 兵庫県が発表した2019年12月1日時点の推計人口で、洲本市が4万1596人となり、淡路市の4万1630人を34人下回った。洲本市と淡路市の人口順位が逆転した。南あわじ市は4万4千人台を保っており、「島都」と呼ばれる洲本市が島内3市で最下位に陥った。20年1月1日時点も同じ順位で、淡路市と洲本市の差は60人に広がっている。(上田勇紀)

 県が毎月発表する推計人口(いずれも1日時点)をみると、1年以上前の18年12月では、洲本市4万2304人、淡路市4万2124人。この時点では洲本市が淡路市を180人上回っていた。南あわじ市は4万5104人だった。

 その後、洲本、淡路市とも少しずつ減少。3月は進学や就職などに伴い転出が多い時期のため4月が大きく減り、5月はやや増えるなど増減があったが、その後の減り幅は洲本市が大きく、12月で洲本、淡路市の人口順位が逆転。最新の20年1月では淡路市4万1611人、洲本市4万1551人となった。南あわじ市は4万4510人。

 県の推計人口は15年の国勢調査をもとに、毎月各市町から報告を受けて集計。一方、各自治体が住民基本台帳で集計した人口もある。この住基人口は、実際は市外に出ていても、住民票を移していなければ減ることがなく、実態を反映しづらい面もある。こちらは淡路市が20年2月1日で4万3523人、洲本市が20年1月末で4万3289人。既に17年の途中から淡路市が上回る。南あわじ市の住基人口は20年1月末で4万6914人。

 洲本市は県民局や県立病院といった主要機関が集まる、いわば島の都。平成の大合併などさまざまな要因があるが、推計人口、住基人口ともに洲本市が3市の中で最少となった衝撃は大きい。

 洲本市企画課は「淡路市の取り組みで参考にできる部分もある。また逆転できるように頑張りたい」。洲本市は人口減対策や活性化策を盛り込む「総合戦略」を策定中。40年後の2060年の人口が約1万9千人と予測される中、さまざまな施策を打ち出して歯止めをかけ、目標とする戦略人口を同年に2万7千人程度とする考えだ。

 ただ、人口減少は洲本市だけの問題ではない。推計人口をみると、1市10町から3市へ合併後、各市とも大幅に減った。南あわじ市は市発足翌月の05年2月に5万3031人だったが、20年1月までに8521人減。淡路市は05年4月の市発足時に4万9580人だったが、7969人減。洲本市は五色町との合併翌月、06年3月に4万9841人だったが、8290人減となっている。

 全国の自治体が人口減少にあえぎ、税収が落ち込む中、どのように市の魅力を伝え、市民サービスを展開するか。少子高齢社会の“先進地”で、激しい競争が繰り広げられている。

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