兵庫県は10日、淡路島内で2人目の新型コロナウイルスの陽性患者が確認されたと発表した。淡路市に住む40代の無職女性で、現時点で感染経路は不明という。
島内では3月31日、京都産業大の20代男子大学生の感染が確認された。これまでの調査では、女性はこの大学生と無関係といい、県は「現時点ではどこで感染したか不明」としている。
県によると女性は4月2日に38度の発熱があり、3日にせきも出て医療機関を受診。9日に感染症指定医療機関を受診し、10日にPCR検査で陽性が確認された。軽症といい、10日夕時点で入院調整中。濃厚接触者は同居家族にとどまっているという。
淡路市は同日夕、緊急対策本部会議を開いた。門康彦市長は「市にとって厳しい状況になる可能性がある。情報を収集ししっかりと対応を」と指示した。(上田勇紀、内田世紀)
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