淡路

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大漁旗をたなびかせる新造船「EBISU」=釜口漁港
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大漁旗をたなびかせる新造船「EBISU」=釜口漁港
船をバックに記念写真に納まる高瀬仁さん(右端)と親族=釜口漁港
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船をバックに記念写真に納まる高瀬仁さん(右端)と親族=釜口漁港

 底引き網漁に使用する新造船の完成を祝う進水式が12日、兵庫県淡路市の釜口漁港であった。仮屋漁業協同組合釜口支所の若手漁師、高瀬仁さん(23)が建造した「EBISU」。新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮し式は簡略化したが、大漁旗をたなびかせる船が姿を見せると港は華やいだ空気に包まれた。(内田世紀)

 曽祖父(そうそふ)の代から続く漁師の家系に育ったが、父の博さん(53)は「漁獲量は減るばかり」と漁師を勧めず、船に乗ることもなかった。高校を卒業後、地元漁師の誘いで約半年間、漁を体験。「自分で作る網の出来次第で漁獲量に差が出る。努力すれば結果が出ることにやりがいを感じた」と海に生きる決意を固めた。

 2年前、1隻5千万円以上かかる建造費を工面しようと、国が半額を負担する助成事業に応募。妊娠中の妻柚菜(ゆうな)さんが陣痛を起こす中、病院から抽選に向かった。結果は見事当選。翌日、無事長女が生まれ「運命を感じた」と振り返る。

 船は高知県の造船会社が建造し今年2月に完成。淡路島に移し、網を巻き取るローラーや魚群探知機などを取り付けた。島では令和初の底引き漁船となることから、「新時代にふさわしい」と「戎(えびす)丸」を横文字にして命名。4月25日に進水式を予定したが、コロナ禍で部品の調達が間に合わず今月にずれ込んだ。

 この日は、家族や漁師仲間が同市の生穂漁港で準備作業。新調した大漁旗とのぼり旗16枚を竹と共に取り付けた。その後、旗をたなびかせながら釜口漁港へ移動。約30人の地域住民が出迎えた。「これ以上ない良い船」と高瀬さん。4日後には次女が生まれる予定といい「この船で家族を支えていかないと」と引き締まった表情を見せた。

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