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コロナ克服への願いを込めた詩と鈴木正代さん=ファッション&ギャラリー マルハ
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コロナ克服への願いを込めた詩と鈴木正代さん=ファッション&ギャラリー マルハ

 「どんな時も笑顔だけは消さないで」-。新型コロナウイルスの影響で休業を続ける洋服店「ファッション&ギャラリー マルハ」(兵庫県洲本市本町6)のショーウインドーに、一編の詩が展示された。同県淡路市の鈴木正代さん(71)が、看護師として多くの命と向き合った経験を言葉に込めたメッセージ。「苦難を乗り越える力は、人と人の絆から生まれる」と道行く人に語りかける。(内田世紀)

 約50年、看護職に身をささげた鈴木さんは3年前、「仕事以外に趣味を楽しみたい」と勤務時間を短縮。物語や文章を考えるのが好きだったといい、4人の孫に向けた絵本や、筆ペンによる詩やエッセーを創作した。昨年6月には同店で初の個展を開催。多くの人から「心に響く」と共感を得た。

 緊急事態宣言後、同店は臨時休業し12年続くギャラリーの展示も中止。鈴木さんは「何もない壁は寂しい」と、コロナ克服への願いを込めた10行の詩を贈った。店主の秦昌子さんは「店内に飾るだけではもったいない。ぜひ皆に見てほしい」とショーウインドーでの展示を決めた。

 詩は「心が辛(つら)くて泣いてる」と先が見えない不安を吐露。「突きつけられた現実に力を問われている」と訴え、「必ず輝(ひかり)が見えてくるから繋(つな)がっていようね」と呼び掛ける。

 島内でも感染者への中傷があることに「誰の心にも弱さがある。人は今、試されている」と鈴木さん。「心まで病んではいけない。思いやりを忘れなければ、必ず笑顔を取り戻せる」と力を込める。

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