淡路

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福良で水揚げされたハモ。今年もおいしいという=南あわじ市福良丙
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福良で水揚げされたハモ。今年もおいしいという=南あわじ市福良丙
木村屋旅館が提供しているハモすきセット=南あわじ市沼島
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木村屋旅館が提供しているハモすきセット=南あわじ市沼島

 淡路島(兵庫県)に夏の到来を告げる「ハモ」。例年は多くの観光客が淡路島を訪れ、特産タマネギと共に鍋で炊く郷土料理「ハモすき」などを楽しむが、今年は新型コロナウイルスの影響で需要が少なく、漁の開始も遅れた。6月に入って入札は開始されたが、取引価格は例年よりも安く、漁師らには厳しい状況が続く。(高田康夫、吉田みなみ)

 南あわじ市の福良漁協では、例年4月中にハモ漁が始まる。漁場である沼島沖のハモは太い胴に比べて小顔で、体に傷が付きにくいはえ縄漁で取る。味も格別で、「べっぴん鱧(はも)」と称される。

 今年は新型コロナの影響で飲食店での需要が少なく、漁師らは沖にも行けない状況に。このままではハモ漁の漁師がいなくなる恐れもあったため、入札ではなく、水産会社が全量を買い取る形で、5月17日に今年初めての漁に出た。水産会社は、都市部で需要がありそうな業者に何とか売りさばいたという。

 6月に入り、ようやく入札を再開。価格は例年よりも安い状況が続いているが、水産会社の男性は「南あわじ市では、市民向けに料理代金などを最大半額にする行政の支援策も始まり、ようやく回復の兆しが見えつつある」と話す。

 沼島にある「木村屋旅館」には例年、ハモすきを求めて多くの観光客が訪れるが、今年は食事利用が例年の半分ほど。団体客は年明けから予約を受けていたが、軒並みキャンセルになったという。

 何とかハモを食べてもらおうと、タマネギやだしなどと合わせて自宅へ配送するハモすきセット(1人前5500円、送料別)に力を入れる。遠方の常連客のほか、父の日などの贈答品として利用する人も多く、女将(おかみ)の木村仁美さん(63)は「遠方でも旬の味を楽しんでもらい、落ち着いたらぜひ現地を訪れて」と呼び掛ける。

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