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感染症対策を施しながら、来場者を迎える=国営明石海峡公園
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感染症対策を施しながら、来場者を迎える=国営明石海峡公園

 兵庫県で新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言が解除されて21日で1カ月となる。淡路島内では、週末を中心に観光客の姿が目立つようになったが、団体客の落ち込みが響く。天候など条件がそろえばにぎわう日もあるが、客足回復は“まだら模様”。夏の書き入れ時を前に、先が読めない状況が続く。(上田勇紀、吉田みなみ)

 5月26日に再開した国営明石海峡公園(淡路市)。例年なら、秋のツアーなどのため旅行会社から問い合わせが相次ぐ時期だが、今年はほとんどない。「個人客は天気が良ければ来てくれるが、団体客は止まっている状態。夏や秋にかけてどうなるのか…」と担当者は心配する。

 6月1日に再開した「淡路ファームパーク・イングランドの丘」(南あわじ市)でも、団体客の受け入れがないことなどが影響し、入園者は例年の6割止まり。5月25日に再開した「あわじ花さじき」(淡路市)では、6月1週目の土日は昨年並みの来場者を迎えたが、2週目は天候に恵まれず少なめ。平日もやや少ない状態だという。

 ジョイポート南淡路(南あわじ市)が運航する観潮船も1日の再開以降、団体やツアー客のキャンセルが響き、「客足が戻ったとは言えない」(担当者)。大潮で晴れの週末は定員(100人に制限中)に達したこともあったが、平日は20人ほどの日も。減便などの影響も大きい。

 淡路島観光協会の福浦泰穂事務局長は「天候にも左右されるが、昨年並みに人が戻る週末も出ている」と話す。今夏は感染拡大防止などの観点から、島内3市が海水浴場開設を見送ると発表。ただ、海外や遠距離でなく、国内で近場の旅行が増える可能性もある。感染防止と観光振興のバランスをどう取るか、模索が続く。

 一方、飲食店でも影響は長引いている。洲本市の居酒屋店主(55)は「昨年と比べると7割減」という。6月1日から夜の通常営業に戻したが、もともと地元客中心で、会食や飲み会の減少が大きい。「年末の忘年会シーズンまでに客足が戻れば…という感じ」と厳しい見通しを示した。

■観光施設の熱中症対策 マスク着用、一部で緩和■

 淡路島(兵庫県)内の観光施設では、感染拡大防止に加え、夏場の熱中症対策にも気を遣う。

 国営明石海峡公園(淡路市)ではこのほど、来園者に向けたマスク着用のお願いについて、「屋外で人との距離が十分に保てる場合は、マスクを外すなど熱中症にお気を付けください」と付け加えた。身体への負担に言及した国の方針を踏まえたもので、気温が上がる真夏に備える。

 「淡路ファームパーク・イングランドの丘」(南あわじ市)は入園ゲートで検温し、マスク着用を確認。発熱やマスクのない場合は入園できないよう制限してきた。19日からは措置を一部緩和し、マスクは着用の協力呼び掛けにとどめた。

 観潮船を運航するジョイポート南淡路(南あわじ市)は、7月以降もしばらく減便や定員数減を継続。マスク着用も呼び掛ける。担当者は「デッキに出れば風があり、客室内は空調を効かせているので、熱中症にはなりにくいはず」と話した。

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