瀬戸内海を望む淡路島の西海岸に「KAMOME SLOW HOTEL」(カモメ・スロー・ホテル=兵庫県淡路市郡家)が23日、オープンする。島の大自然に身をゆだね「何もしないことを楽しむ旅」がコンセプト。同ホテルは「日常を忘れ、ただのんびりと過ごすぜいたくな時間を満喫して」と呼び掛ける。(内田世紀)
昨年春、近くにレストラン「GARB COSTA ORANGE」(ガーブ・コスタ・オレンジ)を開業した飲食店運営バルニバービ(大阪市)が設立。同社は今後も、島の西部で食をベースとしたエリア開発を進めるという。
2階建て全16室。部屋番号には5時から20時までの時刻が当てられ、それぞれの時間帯をイメージした海の色で内装を統一する。波の音や鳥のさえずりなど、自然の音に耳を傾けるため、テレビは置かずアナログのレコードプレーヤーのみを設置する。
朝食は「GARB」からバスケットが届く。島の豊かな食材を、客室や宿泊客専用の屋外ラウンジなどで味わう。「GARB」を利用する場合は東南アジアの3輪タクシー「トゥクトゥク」が送迎する。
宿泊できるのは16歳以上(高校生は保護者同伴)。料金はダブルが1万2500円から、スイートが2万2500円から(1室2人利用の1人料金)。1部屋3人まで利用可。同ホテルTEL0799・85・1900
