淡路

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舟木遺跡発掘調査の成果をまとめた報告書=淡路市役所
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舟木遺跡発掘調査の成果をまとめた報告書=淡路市役所

 兵庫県淡路市教育委員会は、弥生時代の拠点集落遺跡「舟木遺跡」(同県淡路市舟木)について、2015~19年度に行った第1期発掘調査の成果をまとめた報告書を刊行した。市のホームページや市営図書館(室)などで閲覧できる。市教委は「想像を上回る発見があり、国の歴史を知る上で重要な遺跡だと分かった」とし、国の史跡指定を目指す。(内田世紀)

 1966年に発見された舟木遺跡は弥生時代後期-終末期(1世紀~3世紀前葉)に存在した集落で、約40ヘクタールと広大な面積を誇る。今回の重点調査は、約6キロ離れた鉄器製造集落「五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡」(同市黒谷)との関係や、同時期に北淡路の丘陵部に遺跡群が急増した歴史の解明などを目的に行われた。

 調査では、91年に出土した青銅器を科学分析し、中国で作られた中国鏡の一部であることが判明。発掘では鍛冶工房とみられる3棟を含む7棟の竪穴建物を確認した。近畿初となる鉄製のヤスや、希少な釣り針なども発見。邪馬台国(やまたいこく)説のある奈良の「纏向(まきむく)遺跡」と存続時期が重なることも分かった。報告書は360ページで、科学的分析のほか土器や鉄器など各分野の専門家の評価もまとめた。

 市教委の伊藤宏幸・文化財活用等担当部長は「九州などに多いヤスや釣り針の発見は、当時の畿内勢力が西へ勢力を拡大する動きと重なる。ヤマト王権の成立に、淡路の集落が重要な役割を果たしていた可能性が高い」と話す。市社会教育課TEL0799・64・2520

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