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元薬局のギャラリーに作品を展示する山田宗宏さん=洲本市本町8
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元薬局のギャラリーに作品を展示する山田宗宏さん=洲本市本町8

 兵庫県洲本市の本町8丁目商店街にある元薬局の店舗で、同市内の風景を題材にしたグラフィックアート展「洲本の風景画Saudade,Sumoto(サウダージすもと)」が始まった。店舗を父親から引き継いだ洲本市出身のアートディレクター山田宗宏さん(62)=東京都=の作品11点を展示。山田さんは「新型コロナで世界が一変する中、昔から変わらない景色の大切さを感じて」と話す。(吉田みなみ)

 地域活性化に取り組む「洲本外町地域まちなか再生協議会」が企画。協議会のプロジェクトに参加する山田さんは、店舗を改装してギャラリーカフェにする予定だが、コロナ禍の影響などで店内の整理はほとんど進んでいない。今回は商店街に面する窓に作品を並べ、道行く人も気軽に見られるようにした。

 展示のきっかけは、商店街などでわらび餅を売り続ける男性が今年100歳を迎えたこと。幼い頃からその様子を見てきた山田さんは「新型コロナなどで目まぐるしく状況が変わる今、変わらない景色がある幸せに気が付いた」と話す。お祝いの気持ちを込め、男性の姿を描いた新作2点を含む11点の展示を決めた。

 作品は洲本の風景や人物などの写真の合成画像を基に、パソコンとペンタブレットで描く。わらび餅売りの屋台が溶け込む本町の商店街や、漁船を囲んで鳥が飛び交う由良漁港など、山田さんにとってなじみのある風景を切り取り、亡くなった父や遠方に住む親戚らの姿も描き入れた。

 改装したギャラリーには山田さんの作品のほか、懐かしい風景写真9点も展示。山田さんは「絵に登場する人や景色は、私にとってかけがえのないピース。人によって大切なピースは違うけど、作品から何かを感じてもらえれば」と話す。

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