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企画した藤江明美さんと刺しゅうの入ったマスク=南あわじ市市円行寺
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企画した藤江明美さんと刺しゅうの入ったマスク=南あわじ市市円行寺
マスクに刺しゅうをするデイサービス利用者=特別養護老人ホーム「どんぐりの里」
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マスクに刺しゅうをするデイサービス利用者=特別養護老人ホーム「どんぐりの里」

 政府が配った布マスク(通称・アベノマスク)を有効活用しようと、チーズケーキとマスクを交換するサービスを約2カ月間行った兵庫県南あわじ市市円行寺の飲食店「KEKKOI(ケッコイ)」。集まったマスクには、裁縫が得意なボランティアらが刺しゅうを施し、全国の児童養護施設や学校などに寄付した。同店オーナー藤江明美さん(49)は「心温かい方がたくさんいることに感動した。子どもたちに大切に使ってほしい」とほほ笑む。(吉田みなみ)

 使い捨てマスクが出回り「アベノマスクは使わない」という声も聞こえ始めた6月、本当にマスクが必要な児童福祉施設や学校で活用できないかと、チーズケーキとの交換を開始。反響は大きく、7月末までに550枚が集まった。

 藤江さんは真っ白なマスクをそのまま寄付するのは味気ないと、ワンポイントの刺しゅうを思い付いた。量が多いため、会員制交流サイト(SNS)でボランティアを募集。すると神戸や大阪、北海道などから次々と名乗りが上がった。藤江さんがマスクと刺しゅう糸を送って花柄や車、キャラクターをあしらってもらった。

 地元の特別養護老人ホーム「どんぐりの里」(南あわじ市松帆櫟田)のデイサービス利用者も手伝った。コロナ禍で元気をなくしていた利用者も、誰かのために行動できる達成感から次第に表情が明るくなっていったという。女性(88)=同市=は「一つでもポイントがあればマスクもかわいくなる。大切に使ってほしい」と目尻を下げた。

 マスクは島内や関東などの児童養護施設や学校などに寄付。藤江さんらが国生み神話を基に作った紙芝居も一緒に送った。藤江さんは「マスクを通じ、全国の幅広い年代の人とつながれたことに感謝している。受け取った子どもが元気に育ってくれれば」と話した。

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