淡路

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新演目として内覧会で上演された「泣いた赤鬼」の舞台=淡路人形座
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新演目として内覧会で上演された「泣いた赤鬼」の舞台=淡路人形座

 伝統芸能・淡路人形浄瑠璃を受け継ぐプロ団体「淡路人形座」=兵庫県南あわじ市福良甲=が、新たな客層を取り込もうと新演目の制作を進めている。古典を題材にした旧来の演目では「言葉が難しい」との来場者の声を受け、新作では童話「泣いた赤鬼」をテーマに分かりやすさを追求。新たに設ける「夜公演枠」で上演し、家族連れの観光客をターゲットに見込む。このほど開かれた関係者向け内覧会では、旅行業者ら約60人が舞台を鑑賞した。(西竹唯太朗)

 同座はこれまでも、試験的に夜公演を導入したことはあったが、客足は伸びず定着しなかった。コロナ禍で集客に苦戦する中、福良地区で2022年に新たなホテルが開業を予定するほか、同地区に夜間の観光スポットがないことから、新作の制作に踏み切った。

 新演目は「仮名手本忠臣蔵」や「義経千本桜」といった古典を題材にした演目とは異なり、子どもでも分かりやすい太夫の語りが最大の特徴。1体の人形を3人で動かす人形繰りなどは従来通りで、間口を広げながらも伝統はきちんと伝えていく。9月以降、団員らが公演後に残って赤・青鬼などの人形や舞台装置づくりに取り組んできた。

 内覧会では冒頭、人形座の歴史を紹介する映像や、演目の合間に登場する「衣裳山」を披露。浄瑠璃を知らない観客を芝居に引き込む新たな仕掛けも試した。演目では、人間と友達になりたい赤鬼と、赤鬼を思いやる青鬼との友情などを描いた童話のストーリーを踏襲しつつ、淡路牛やタマネギといった地元の特産も物語に盛り込んだ。

 上演開始時期は未定だが、今後は周辺のホテルの予約プランに浄瑠璃鑑賞を盛り込むなど、販路を模索する。同座の坂東千秋支配人(57)は「演目もまだ完成していない。地元の子どもらに鑑賞してもらうなどして、改良を加えていきたい」と話す。

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