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アートスペースとして生まれ変わった冨永鉄工所=淡路市育波
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アートスペースとして生まれ変わった冨永鉄工所=淡路市育波
よみがえった鍛冶作業場と彫刻家の塚脇淳さん=淡路市育波
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よみがえった鍛冶作業場と彫刻家の塚脇淳さん=淡路市育波

 漁師町の一角にある古びた鉄工所が、芸術や文化の地域拠点として生まれ変わった。鉄を素材とした彫刻家の塚脇淳さん(68)=京都府南丹市=が中心となり、眠っていた工場内の鍛冶場を復元。火入れ式がこのほど行われ、多くの住民や若者が鍛冶体験を楽しんだ。(内田世紀)

 1980年に建てられた兵庫県淡路市育波(いくは)の冨永鉄工所。経営する冨永昭昌さんが昨年5月に81歳で亡くなり、使われないままとなっていた。塚脇さんは、弥生時代の鉄器製造集落「五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡」(同市黒谷)など、地域と鉄の深い歴史に着目。「鉄をテーマに現代美術を発信するアートスペースに」と地元の有志らと非営利団体「IKUHART(イクハート)企画」を立ち上げた。

 メンバーは今春、工場内の整理に着手。土がむき出しの床にコンクリートを打ち、ほこりをかぶっていた鍛冶作業場をよみがえらせた。外壁には工具でIKUHARTをかたどった看板を設置。毎年秋に開かれる「神戸文化祭」の一会場としてお披露目された。

 7、8日の2日間で、芸大で彫刻を学ぶ学生ら計約100人が来場。五寸くぎを真っ赤に熱してたたき、ペーパーナイフを作る作業などに取り組んだ。今後は、洲本市のNPO法人「淡路島アートセンター」と連携し、イベント開催や地域を巡るツアー事業などを展開する。

 「淡路島には海や山の素晴らしい環境がある」と塚脇さん。「鍛冶場をきっかけに新しい表現を生み出し、地域のにぎわいづくりに貢献できれば」と話す。

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