阪神ドラ5・村上頌樹投手「日本一になれるよう貢献したい」 故郷の激励会で決意

2020/12/29 05:30

児童らと記念撮影する村上頌樹投手=南あわじ市賀集

 プロ野球ドラフト会議で、阪神タイガースから5位指名された兵庫県南あわじ市賀集地区出身の東洋大4年、村上頌樹(しょうき)投手(22)の激励会が27日、同地区のグラウンドで開かれた。地元の人や少年野球チームに所属する児童ら約400人が「賀集のスター」を一目見ようと集まった。村上投手が真新しい縦じまのユニホーム姿で登場すると、歓声と拍手が湧き、来季の活躍に期待を寄せていた。(西竹唯太朗) 関連ニュース 阪神タイガース2軍拠点、3月開業 尼崎駅前中央公園、同時期リニューアル まちの魅力向上へ 阪神タイガースと選手会、西宮市に620万円寄付 今夏のオークション収益金から タイガース近本と村上、来季へ準備着々 覇権奪還の鍵は「巨人戦」 故郷淡路島で自主トレ公開

 ドラフト指名時や正式入団が決まった際に、横断幕を製作するなど応援を続けてきた住民たち。激励会は、村上投手が年末年始に帰省するタイミングで、熱い声援をじかに届けようと企画した。
 村上投手が背番号「41」のユニホーム姿で登場すると、花火が打ち上げられた。村上投手が野球を始めた賀集少年野球クラブの久米守監督が、出会った当時を振り返り「小学校に入る前だったのに、キャッチボールに非凡なものを感じた」とあいさつ。村上投手は「リーグ優勝、日本一になれるよう、チームに貢献したい」と意気込んだ。
 同クラブに所属する賀集小5年の男児(11)は「同じチームからプロ選手が出たのはすごく励みになる。自分も村上先輩に追い付けるように頑張りたい」と笑顔だった。
 28日には、村上投手が南あわじ市役所を表敬訪問。守本憲弘市長は「阪神で活躍してもらい、ゆくゆくは地元の学校で講演や技術指導もしてもらいたい」と話していた。

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