正月休みが明けた4日、兵庫県淡路島内の官公庁や多くの企業が仕事始めを迎えた。3市の市長は年頭の訓示を行い、職員らは気持ちを新たに業務に臨んだ。
同県洲本市では、幹部職員約50人を前に竹内通弘市長が複合災害への備えや、コロナ禍による新しい生活様式を踏まえながらの地域活性化の取り組みの必要性を強調。「我慢強く、しっかりとした足取りで堅実に前へ進もう」とあいさつした。
同県淡路市では3密を避けるため、市役所本庁舎と地域事務所をつなぐ中継システムで門康彦市長が訓示。明石海峡大橋の島民無料化や海路の復活、大阪・関西万博への参画などを目指すとし、「私たちは歴史をつくっている。共に楽しみましょう」と呼び掛けた。
同県南あわじ市では新型コロナの影響で、恒例の賀詞交換会が中止に。例年は全職員が一堂に会する仕事始め式も規模を縮小し、対象を幹部職員約80人に絞って実施した。守本憲弘市長は「日々の業務をしっかりと積み重ね、信頼感のある市役所を目指したい」などと訓示。一般職員はライブ配信に耳を傾けていた。(赤松沙和、内田世紀、西竹唯太朗)
