棚田に溶け込む3色の色彩 しだれ梅とラッパスイセン開花
2021/02/19 05:30
棚田の風景を彩る紅白のしだれ梅。周囲一帯にラッパスイセンが植えられている=淡路市大町上
紅白のしだれ梅と黄色いラッパスイセンが、兵庫県淡路市大町上の農地で開花した。棚田の風景に溶け込む3色の色彩が、住民や行楽客の目を楽しませる。
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地域を花で飾り活性化を図ろうと、住民グループ「大町上中山間むらづくりの会」が2001年にスイセンの植栽を開始。毎年500~千球を増やし、今では2万株を超える。
07~09年には「大町上農地・水・保全の会」がしだれ梅を植樹。昨年からは、大町公民館も栽培に協力する。
梅は赤が四分咲き、白は咲き始めだが、気温が上がる今週末には咲きそろう見通し。3月上旬まで見ごろが続く。ラッパスイセンも例年、これから多く花開くという。
同会の赤井忍会長は「きれいな花を見て、コロナ禍で沈んだ気持ちを癒やしてほしい」と話す。
同会事務局TEL090・1142・5624
(内田世紀)