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支援活動や東北の写真を前に、10年を振り返る「元北淡町役場職員等有志会」のメンバー=淡路市富島
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支援活動や東北の写真を前に、10年を振り返る「元北淡町役場職員等有志会」のメンバー=淡路市富島
津波で外壁が崩れ落ちた建物。車がひっくり返っている 2011年7月、岩手県大槌町(有志会提供)
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津波で外壁が崩れ落ちた建物。車がひっくり返っている 2011年7月、岩手県大槌町(有志会提供)
横倒しになった漁船 2011年7月、岩手県大槌町(有志会提供)
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横倒しになった漁船 2011年7月、岩手県大槌町(有志会提供)
一面に積まれたがれき 2011年7月、岩手県大槌町(有志会提供)
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一面に積まれたがれき 2011年7月、岩手県大槌町(有志会提供)

 阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた旧北淡町(兵庫県淡路市)の元職員有志らによる「東日本大震災復興支援の歩み展」(神戸新聞社など後援)が9日、淡路市富島の北淡事務所・公民館で始まった。現地に足を運んだメンバーらが、岩手県大槌町を中心に撮影した写真や新聞記事など約130点を展示。11日で東日本大震災発生から丸10年を迎えるのを前に「できる支援を続けたい」と、決意を新たにする。(上田勇紀)

 元北淡町役場職員等有志会の主催で、31日まで。阪神・淡路で町職員として復旧作業に当たり、自宅も半壊した浜野展好(のぶよし)さん(72)=同市久留麻=が会長を務める。

 浜野さんらが、初めて岩手沿岸部の大槌町を訪れたのは2011年7月。発生4カ月後の町には、津波の爪痕が生々しく残っていた。漁船が内陸部まで打ち上げられ、崩れた建物はそのまま。想像を超える被害に息をのんだ。

 淡路から「がんばっぺし大槌」の寄せ書きを届けた。三陸地方の方言で「共にがんばろう」と。避難所となった公民館に飾られると、被災者が笑顔を見せたという。

 「同じ被災地として力になりたい」。思いを胸に、その後も島産タマネギを贈るなどし、10年で6回、東北に足を運んだ。

 印象的な出来事がある。15年11月、大槌町役場を訪れてタマネギを届けたときのこと。応対してくれた女性職員が突然、涙を流した。後日、届いた手紙には「役場OBとお聞きし、我々(われわれ)と同じ思いをされてきた方が、こうしてここにいることに胸がいっぱいになりました」とあった。

 今回の展示で、これまでの活動を振り返る。「物資は豊かになっても、心の復興はなかなか進まない。10年たってもこれからが大変」と浜野さんは感じる。

 7人のメンバーのうち、同市浅野南の建築業志田啓治さん(72)は、旧町職員ではない立場で参加し、大槌町の漁師と交流を続ける。「訪れるたび、『淡路から来てくれた』と親しみを持って迎えてくれる。交流を通じて、こちらが勇気づけられた」と話す。

 昨年10月には三陸鉄道リアス線の大槌駅前ロータリーに、島から運んだスイセンの球根700球を植えた。順調に育ち、来月には黄色い花が咲くという。淡路と大槌の縁が、また一つ深まる。

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