淡路島内3市の東北応援メッセージ、国際宇宙ステーションに届く
2021/03/12 05:30
横断幕を張った実験棟「きぼう」で東北の言葉を読み上げる宇宙飛行士の野口聡一さん
宇宙飛行士の野口聡一さんが滞在する国際宇宙ステーション(ISS)に、兵庫県の淡路島3市のメッセージ「東北がんばれ!」などが入った横断幕が届いた。それを背に、野口さんが東日本大震災で被災した自治体の言葉を代読する動画が、11日午前0時からユーチューブで配信された。
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東北沿岸の42自治体が、復興支援への感謝を宇宙から世界へ発信する企画の一環。阪神・淡路大震災を経験し、南海トラフ地震に備える淡路、洲本、南あわじ市が加わった。横断幕は先月、米国・NASA発の補給船でISSに届き、日本の実験棟「きぼう」に掲げられた。
企画した一般財団法人ワンアース(茨城県)の顧問で、県第三セクター「夢舞台」参事の松林眞弘さん(62)は「3・11からの10年と、いつどこで大災害が起きてもおかしくないことを忘れないように」と話していた。(西竹唯太朗)