淡路島の絶景歩いて満喫 ガイド冊子に12コース
2021/04/09 05:30
完成したガイド冊子
淡路島観光協会(兵庫県洲本市)はこのほど、島内3市の自然を満喫しながら歩くための冊子「淡路島トレッキング・ウォーキングコースガイド」を作った。約6~28キロの12コースを紹介。3密を避け、山や海の風景を楽しみながら自分のペースで歩くための必携品として、活用を呼び掛ける。(上田勇紀)
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各市4コースずつあり、それぞれの地図や難易度、所要時間などを示している。車での来訪者のため、カーナビの設定がしやすいよう、コース発着点の施設や住所も記した。
このうち淡路市の「『花さじき~明石海峡大橋』ロングコース」は、距離約27キロ、所要約7時間とやや健脚向け。東浦バスターミナルから観光施設「あわじ花さじき」、県立淡路島公園や岩屋港などを巡る。ガイドは「海を見下ろす花の大パノラマに感動間違いなし!」と太鼓判を押す。
南あわじ市の離島・沼島の見どころを凝縮した「国生み神話の島『沼島』ハーフコース」(約6キロ、所要約2時間)など短めのコースもあり、体力や時間に合わせて楽しめる。
淡路島では、自転車で島の外周約150キロを1周する「アワイチ」が人気を集めるが、歩いて巡るコースはまだ定着していない。トレッキングコースを島内全域でまとめた冊子は初めてという。担当者は「本格的なトレイルコースもある。1泊2日などで、複数のコースを楽しんでみてほしい」と話す。
冊子は当初、訪日外国人客(インバウンド)を呼び込む目的で企画したが、新型コロナ禍を受け、屋外で楽しめる方法を提供しようと、国内の人向けに製作した。
無料。A5判16ページ。淡路島内の観光案内所などで配布している。同協会のホームページからダウンロードもできる。同協会TEL0799・22・0742